新たなサバイバルがスタート 金田喜稔が選ぶ台頭期待の“注目8選手”「選ばれても不思議はない」
E-1選手権は国内組アピールの場 「サプライズ枠があるとすればここから」
11月21日に開幕するカタールW杯まで残り約8か月。金田氏は「鎌田、堂安あたりは期待しているし、もっとやってもらわないと困る選手だ」と、ここまで代表に何度も招集されているMF鎌田大地(フランクフルト)、MF堂安律(PSV)に巻き返しに期待を寄せる一方、国内外の注目選手も列挙した。
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「左利きのセンターバックは貴重で、シュツットガルトの伊藤洋輝は逸材だ。また、Jリーグで頭角を現し始めた18歳の松木玖生あたりが絡めるか。18歳から20歳ぐらいの若い選手は半年以上あれば大化けする可能性も十分ある。それに名古屋(グランパス)の吉田豊、清水(エスパルス)の鈴木唯人、(横浜F)マリノスの仲川輝人、ビーレフェルトの奥川雅也も好調をキープすれば、選ばれてもまったく不思議はない。国内、海外を問わず、まずは結果を残している選手が大前提。そのなかでノッている選手が選ばれる」
またW杯メンバー選考に向けた見どころとして、7月に中国で開催されるE-1選手権(7月19日~7月27日)を挙げている。
「W杯を4か月後に控えるタイミングでの大会で、国内組の最大のアピールの場となるわけだが、まずはこのE-1選手権のメンバーに入れるかどうかが最初の関門だ。そのためにはJリーグで結果を残さなければならない。サプライズ枠があるとすればここから這い上がってくる可能性がある」
4月1日のW杯抽選会を受けて日本は強化試合を組む予定で、5月末~6月上旬に国際Aマッチ4試合、9月下旬に海外遠征で国際Aマッチ2試合の見込み。最終予選が終わった今、W杯メンバー入りに向けた新たなサバイバルが始まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)
金田喜稔
かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。