カタールW杯、全32か国中27か国の出場決定 残り5か国…各大陸の最新状況を整理

32か国中27か国の出場が確定している【写真:Getty Images】
32か国中27か国の出場が確定している【写真:Getty Images】

11月のカタールW杯に向けて32か国中27か国の出場が確定

 現地時間3月29日にカタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ最終予選が終了し、本大会に出場する全5チームが決定するなど、続々と出場国が決まっている。今年11月に開催されるカタールW杯に向けて現在、32か国中27か国の出場が確定しているなか、各大陸の状況を整理する。

■アジア(出場国枠=4.5+開催国)
 開催国のカタールに加えて、「4.5枠」が与えられているアジア。日本は今月24日の敵地オーストラリア戦で途中出場したMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)が2ゴールの活躍を見せて2-0と勝利し、グループ2位以内を確保させてW杯出場権を獲得。同29日のベトナム戦で引き分けた日本は2位で終えているが、W杯出場への影響はない。イラン、韓国、サウジアラビアも出場を決めている。その一方、各グループ3位のUEAとオーストラリアが6月7日にアジア・プレーオフで激突。その勝者が6月13日(or14日)に南米予選5位との大陸間プレーオフに臨み、勝者がW杯出場権を獲得する。

■ヨーロッパ(出場国枠=13)
 欧州王者のイタリアが2大会連続でW杯出場を逃す波乱も起きたなか、フランス、ドイツ、イングランド、ベルギーなどが順当に1位通過を決めてW杯出場を決めた。またプレーオフを勝ち抜いたポルトガル、ポーランドもカタール行きを決めており、残すは1枠。スコットランド対ウクライナの勝者が、6月にウェールズと対戦し、そこで残り1か国が決まる。

■南米(出場国枠=4.5)
 ブラジルが1位、アルゼンチンが2位で予選を通過。当初苦戦を強いられていたウルグアイも徐々に順位を上げて3位でフィニッシュしている。一方、アジアとの大陸間プレーオフに回る5位にはぺルーが決まっており、6月13日(or14日)に対戦する。

■アフリカ(出場国枠=5)
 FWモハメド・サラー(リバプール)を擁するエジプトは最終予選の初戦でセネガルに1-0と勝利。しかし、第2戦は0-1のまま2戦合計1-1でPK戦にもつれ込み、サラーのPK失敗などでセネガルが切符を掴み取った。そのほかにもカメルーンやモロッコなど全5か国の出場が決まった。

■北中米・カリブ海(出場国枠=3.5)/オセアニア(出場国枠=0.5)
 カナダが今月27日に9大会ぶり2回目のW杯出場を決めた一方、残りの枠を巡って激しい争いが続いている。2位アメリカ(勝ち点25)、3位メキシコ(同25)、4位コスタリカ(同22)と混戦模様で、現地時間30日の最終戦で雌雄を決する。4位は6月13日(or14日)に予定されているオセアニア(ソロモン諸島対ニュージーランドの勝者)との大陸間プレーオフに回る。

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