「私自身も努力を怠ってはいけない」 森保監督、W杯本大会に向けて決意「これまで通り道が続くのか、途絶えるのかという覚悟を持って」

日本代表の森保一監督【写真:高橋 学】
日本代表の森保一監督【写真:高橋 学】

本大会のメンバー選考に関しては、クラブでの活躍を踏まえて「総合的な判断」と説明

 日本代表は3月29日、ホームでのカタール・ワールドカップ(W杯)予選アジア最終予選第10節ベトナム戦で1-1のドローに終わった。最終予選が終わり、今年11月から始まる本大会に向けた準備が大事となるが、森保一監督は試合後、「私自身もW杯まで努力を怠ってはいけないし、高めないといけない」と語った。

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 日本は3月24日の敵地オーストラリア戦に勝利し、B組の2位以上と本大会出場を決めたなか、大幅なメンバー入れ替えを実施。DF吉田麻也とDF山根視来を除く9人がスタメン変更し、前線ではオーストラリア戦で2ゴールのFW三笘薫、FW上田綺世、FW久保建英が3トップで並んだ。

 スムーズさを欠きながら個人技で打開を図った日本だったが、前半20分に最初のコーナーキックをベトナムに与えると、DFグエン・タイン・ビンにヘディングで叩かれて失点。1点を追うなかで後半からFW伊東純也を投入し、システムを4-2-3-1に変更して反撃を試みる。

 すると後半9分、久保のパスを受けたMF原口元気がミドルを放ち、攻撃参加していた主将のDF吉田麻也が押し込んで1-1の同点に追い付いた。その後、後半16分にMF守田英正、MF田中碧、MF南野拓実を同時投入。日本がネットを揺らす場面もあったが、ハンドやオフサイドで取り消されて追加点を奪えず、1-1のまま終了した。

 森保監督は試合後、早い段階からの交代策について「勝つために交代カードを切った」と説明。「最善の準備をしていたと思うが、まだまだ勝つためにやれることがあったのではないか」と続け、今後についても語った。

「新しい選手を入れることありきではないが、選手たちの日常をスタッフ全体でチェックしながら、より力のある選手、状態の良い選手を選んでいきたい。まずは日常のクラブでの選手たちの様子を評価して代表招集につなげること。総合的に見てこれまでの活動も踏まえつつ、総合的な判断をしたい。選手たちに改めて競争をあおるつもりはないが、競争は当たり前の世界。常に所属チームを勝たせる存在であってほしいし、存在感を発揮してほしい。私自身もW杯まで努力を怠ってはいけないし、高めないといけない。私自身も一戦一戦、これまで通り道が続くのか、途絶えるのかという覚悟を持ってやっていきたい」

 森保監督自身、11月のW杯本大会に向けて成長を誓っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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