ベトナム監督、アウェーでの日本戦勝ち点1に充実感 「国民にプライドを植え付けた」

ベトナム代表のパク・ハンソ監督【写真:高橋 学】
ベトナム代表のパク・ハンソ監督【写真:高橋 学】

パク・ハンソ監督は「選手たちに感謝の言葉をかけたい」と労い

 ベトナム代表は3月29日、敵地でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第10節で日本と1-1で引き分けた。日本から最終予選で史上初の勝ち点1をもぎ取り、韓国人指揮官パク・ハンソ監督は試合後、「ベトナム国民にプライドを植え付けた」と喜びを口にした。

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 ベトナムは前半20分、この試合で初めて獲得したコーナーキックを、DFグエン・タイン・ビンがヘディングで叩き込んで先制した。

 後半9分に日本のDF吉田麻也に押し込まれ、同点に追いつかれる。後半16分にMF守田英正、MF田中碧、MF南野拓実を同時投入した日本にネットを揺らされる場面もあったが、ハンドやオフサイドで取り消され、1-1のまま終了した。

 パク・ハンソ監督は試合後、「まず1勝1分8敗、成績自体は良いものではなかった」と切り出し、日本について「アジアではトップレベルのチーム」とリスペクトを示したうえで、その相手に手にした勝ち点1に充実感を覗かせた。

「すべての最終予選が終わったが、私たちにとってはこの経験が大変に意味があった。成績は悪かったが、私たちなりにベストを尽くせた。特に、最後の試合だったアウェーでの日本戦に勝ち点を挙げたことは、監督として選手たちに感謝の言葉をかけたい。日本において戦った試合に引き分けたことはベトナム国民にプライドを植え付けたのではないか。嬉しく思う」

 パク・ハンソ監督は、成長過程にあるチームに可能性を感じたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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