ミラン本田に迫る危機 伊紙がモンテッラ体制3トップで“ベンチ要員”と予想

スソの評価上昇で本田は苦しい立場に

「ニアングとの4-3-3ではアグレッシブな攻撃を仕掛ける。スソとボナベントゥーラの助けを得られると考えている。そうすれば攻撃の平均年齢は23歳となり、記録的に若い。ベルルスコーニ会長は何年も若い選手に賭けようとしていた。攻撃はルイス・アドリアーノとラパドゥーラが加わることで完全とならなければいけない」

 記事ではこう分析されている。昨季本田の定位置だった右サイドには1月から半年間ジェノアにレンタル移籍し、6得点2アシストと活躍したスソが入る予定。同じ左利きで技術と創造性で本田を凌ぐアタッカーを高く評価するモンテッラ監督は、フロントに放出禁止令を出すほど惚れ込んでいるという。

「モンテッラ監督はまだわずかな練習時間で、すでにスソとニアングには将来性があることを期待している」と報じられている。昨季ミハイロビッチ政権下で4-3-3システムの際に出場機会を失った本田は、地元メディアから「パンキナーロ(ベンチ要員)」という寂しい異名を与えられた。

 昨季1得点3アシストというリーグ戦での不振により「クビにされても仕方ない」と反省していたが、武者修行でたくましさを増したスソに現時点では抜かれた模様。本田に対するオファーも打診もないとイタリアメディアは報じているが、移籍先が見つからなければ再び屈辱の「パンキナーロ」となるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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