過去、アーセナルのエドゥTDとブラジル代表で仕事をしていた関係

　ブラジル代表を率いるチッチ監督は、日本代表DF冨安健洋の所属するイングランド1部アーセナルの監督就任を希望しているとブラジル国内で報じられた。しかし、ブラジル人監督は、ミケル・アルテタ監督の率いているロンドンのクラブの監督に就任する意思はないことを明言している。英紙「イブニング・スタンダード」が報じている。

　ブラジル国内では、今年の冬に開催されるカタール・ワールドカップ（W杯）後にチッチ監督が、アーセナルの監督に就任することを希望していると報じられた。アーセナルのテクニカル・ディレクターであるエドゥ氏とチッチ監督は、ブラジル代表で一緒に仕事をしたことがあり、2人は再びロンドン北部で共闘する考えを持っているとされていた。

　しかし、この報道は単なる噂だったようだ。「私は寂しいよ。なぜなら、一般に広く報じられたこの情報は、ウソだからだ。この報道は、ウソだ。私はブラジル代表に付随する責任を理解している。アーセナル、申し訳ない。アルテタ、申し訳ない。これは真実ではないし、私たちから出た情報ではない。そうした動きは何もない」と、チッチ監督は強く否定している。

　2016年までブラジルのコリンチャンスの監督を務め、同年にブラジル代表監督に就任したチッチ監督。これまでヨーロッパのクラブを率いたことはないが、現時点ではブラジル代表の職務に集中しているようだ。