指揮官就任後の「残念なこと」は? 日本代表・森保監督が“本音”「これまでのイメージと全く違った」
サポーターの声援なしで戦った状況に寂しさを窺わせる
日本代表の森保一監督は3月28日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム戦(29日)に向けた前日公式オンライン会見に出席。すでに7大会連続のW杯出場を決めたなか、コロナ禍での応援スタイルによりもたらされた試合会場の雰囲気に本音を漏らした。
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日本は勝てばW杯出場が決まる大一番となったオーストラリアとのアウェー戦(24日)で、MF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)の2ゴールで2-0と勝利。7大会連続7度目となる本大会出場を決め、森保監督はチーム立ち上げからW杯出場権獲得まで指揮を執った初めての日本人指揮官としても注目された。
2018年に東京五輪代表監督との兼任という形で、A代表の指揮官に就いた森保監督。今回のW杯最終予選では、序盤の3試合で2敗を喫し進退問題が浮上するなど、様々な困難に直面してきた。そんななかで、「監督就任から誤算があったかどうか」を問われると、「アクシデントや想定外は当たり前にある」としたうえで、“本音”を漏らした。
「残念なことがあるとすればコロナ禍でサポーターの声援を受けながら東京五輪を戦えなかったことや、最終予選に関してもスタジアムでの入場制限や声を出して選手に応援してもらうことがなかったので、これまでの最終予選のイメージと全く違った。超満員の埼玉スタジアムで日本代表のサポーターに囲まれて試合をしたかったという気持ちはあるし、選手たちにもそうさせてあげたかった」
コロナ感染対策として、日本での試合開催時では原則、観戦時の声出し禁止ルールが敷かれている。先日、アウェーで戦ったオーストラリアでは屋外でのスポーツイベント等での声出しが可能となっている一方、日本では“静寂”が続いている状況へ寂しさを窺わせていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)