元日本代表DFのベトナム戦予想スタメン 久保&三笘らアピールの場、“タレント力”で圧勝を期待
【栗原勇蔵の目】最終ラインを含めて大幅に選手変更「層の厚さを見せつける大事な試合」
日本代表(FIFAランク23位)は3月29日、ホームでのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第10節でベトナム(同98位)と対戦する。すでにW杯出場は決めており、争い上は“消化試合”となるが、森保一監督は前日会見で「大幅にメンバーを変えていきたい」とスタメンの入れ替えを示唆。W杯アジア最終予選への出場経験を持つ元日本代表DF栗原勇蔵氏も、「層の厚さを見せつけるためにも大事な試合」と語っている。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)
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森保ジャパンは勝てばW杯出場が決まる敵地でのオーストラリア戦を2-0で制し、本大会への切符を掴み取った。勝ち点21でグループ首位に立つが、サウジアラビアも1ポイント差の2位につけており、首位通過を果たすためには重要なゲーム。栗原氏も「グループ1位で(本大会へ)行くことは重要。選手層の厚さを見せつけるためにも大事な試合で、圧勝してほしい」とメッセージを送る。
オーストラリア戦にフル出場していたMF遠藤航(シュツットガルト)とDF板倉滉(シャルケ)がコンディション調整で離脱。最終ラインは、右サイドバック(SB)のDF山根視来(川崎フロンターレ)以外は大きく変わる形を栗原氏は予想する。
「右SBは本職の選手がいないので、順当に山根でしょう。長友(佑都)が出ていた左サイドは間違いなく中山雄太に代わるはずです。センターバックは怪我明けでもある吉田(麻也)を無理に使う理由はないので、怪我の回避、そして吉田がいなくなった時の戦いを想定してほかの選手を試せる。板倉の代わりとして谷口(彰悟)は100%出ると思うので、あとは植田(直通)か中谷(進之介)のどちらを使うかになります」
昨年10月のオーストラリア戦(2-1)以降、中盤3枚はMF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタ・クララ)、遠藤で固定されていたが、「アンカーの遠藤がいない中盤は少し予想がつきづらい」という。