公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でFW上田綺世の先発起用へ言及

　日本代表は、3月24日に行われたカタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選第9節で2-0と勝利し、敵地で7大会連続のW杯出場を決めた。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は1トップの先発起用に疑問符。不発に終わったFW浅野拓磨（ボーフム）ではなく、鹿島アントラーズFW上田綺世の先発起用こそが妥当と分析。「最初から出せ！勇気を持て！」と森保一監督に提言している。

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　闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新話のテーマはオーストラリア戦の1トップ。豪雨と劣悪なピッチ状態に加え、最終ラインの裏にスペースのなかった相手で見せ場のなかった浅野の先発起用に疑問符を付けていた。

「浅野さん、やっぱり結果を出さないと使っちゃいけない。綾世はちょっとしか出ていないけれど、オーストラリアのディフェンダーは絶対こっちのほうが怖い（と思ったはず）。ハングリーさがある。こいつ怖いな。コイツやってくるな、と」

　ボーフムで今季1ゴールの浅野はヴィッセル神戸FW大迫勇也、セルティックFW古橋亨梧という実力者の故障離脱で先発起用となった。だが、相手DFにほとんどプレッシャーを与えることができていなかったと闘莉王氏は分析。途中出場ながら貪欲な姿勢を見せた東京五輪世代のストライカーこそが適任だったと指摘している。

　闘莉王氏は上田のストライカーとしての成長に注目。「五輪の時は全然ダメだった。五輪を過ぎてだいぶ成長してきた。やっと大迫の代わりに試してもいいんじゃないかなと思うぐらいの活躍をしてくれている。最初から出せ！勇気を持て！」と闘莉王氏。サンフレッチェ広島時代の教え子に全幅の信頼を寄せている森保監督に、新戦力の抜擢を促すなど、鋭い提言が飛び出す最新回になっている。