バルサ歴代の「高額放出選手トップ10」 1位はサッカー史に残る衝撃の移籍が…

あの“裏切りの移籍”が断トツの1位

 下部組織からアーセナルを経由し、11年に念願の古巣へと舞い戻ったスペイン代表MFセスク・ファブレガスもシャビとイニエスタの牙城を崩せなかったひとりで、同ランクで3位に入った。14年夏、チェルシーに3300万ユーロ(約38億円)の移籍金で再びロンドンへと戻った。

 2位は現在アーセナルのエースとして存在感を放つチリ代表FWアレクシス・サンチェス。前述のセスクのようにアーセナルからバルセロナへと移る選手は多いが、サンチェスの場合は逆パターン。14年夏に新天地を求めた際の移籍金は4250万ユーロ(約49億円)。倹約傾向にあるアーセナルにとってはビッグディールだったが、現在のサンチェスの活躍ぶりを見ると両クラブにとって価値のある商談だったと言える。

 そして1位は、サッカー史上最大の“裏切りの移籍”として今も語り継がれる元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴだ。00年夏に剛腕フロレンティーノ・ペレス会長によって宿敵レアル・マドリードに引き抜かれたが、その際の移籍金は当時の史上最高額である6000万ユーロ(約70億円)だった。フィーゴが初めてカンプ・ノウに帰還した際のクラシコでは、観客席から豚の頭などが投げつけられる騒動が起きるほどだったが、移籍金額で見てもフィーゴを超える衝撃はいまだに生まれていない。

 今オフにはブラジル代表FWネイマールが契約延長を結ぶ前に、マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン、レアルが2億ユーロ(約240億円)もの超メガオファーを提示したとの報道もあった。フィーゴの記録を更新するとしたら、「MSNトリオ」の急転直下の移籍くらいかもしれない。

 

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