遠藤航が不在のアンカー、守田英正が“代役プレー”に意欲 「言い方は悪いけどチャンス」

日本代表MF守田英正【写真:AP】
日本代表MF守田英正【写真:AP】

ベトナムとのW杯最終予選ラストマッチへ、MF守田がオンライン会見に対応

 チームの中心選手がいなくなれば、打撃になることは間違いない。だが、3月29日にベトナムとのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を控える日本代表MF守田英正は、「言い方は悪いけれど、チャンスだと思っている」と、口にした。

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 24日に行われた最終予選のオーストラリア戦に2-0で勝利し、W杯出場権を獲得した日本はその後、MF遠藤航とDF板倉滉の離脱を発表。オーストラリア戦に出場していた2人の不在は、出場機会のなかった選手にとってはチャンスの到来を意味する。

 昨年10月のオーストラリア戦(2-1)から、出場停止となったオマーン戦(1-0)以外は、全5試合で先発起用され続けている守田は、インサイドハーフで出場を続けているが、自身が「一番慣れている」と表現するアンカーでは、出場していない。

 遠藤が不在となったことで、あらためて出せる一面があるのではないかと問われた守田は「僕自身、一番慣れているというか、やってきたポジションがアンカーです。(遠藤)航くんがずっと出ていましたが、自分もそのポジションをやれることを見せるチャンスかなとは感じています。航くんは精神的支柱ですし、チームを引っ張る力がある。そこに頼るところも少なからずありますが、いなくなったぶん、言い方は悪いけどチャンスだと思っているし、自分の普段見せていない一面を見せられるチャンスだと思っています」と、遠藤離脱のデメリットを認めつつも、アピールする意欲を語った。

 守田がアンカーで起用できる目途が立てば、森保ジャパンの戦略に幅も生まれる。所属するシュツットガルトで遠藤は、代表で守田が務めるインサイドハーフでプレーしているため、2人を入れ替えることも可能になるからだ。

インサイドハーフでの遠藤について、守田は「奪いに行く力だったり、前への推進力を考えれば、むしろそっちのほうが守備の特徴は生きるのではないかと思う」と指摘。そして、「自分は人にも強く行けるが、むしろ自分ではカバーが得意だと思っている。よりアンカーのほうが強みを出せるのではないかと思っている」と、ポジションの入れ替えへの期待感を口にした。

 これまで選手起用を固定してきた感の強い森保一監督にとっても、ベトナム戦は新たな試みに取り組みやすい機会になるはず。W杯への準備となる試合数が限られているなか、守田のアンカー起用を含め、森保監督がどのような選手起用を見せるのか、次のベトナム戦から注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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