ポグバ、低調なユナイテッドでの“戸惑い”告白 「僕に役割はあるのだろうか?」
フランス代表とマン・ユナイテッドでの違いに言及
マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバは代表チームとクラブでの役割の違いに戸惑いを感じているようだ。
2018年にロシア・ワールドカップを制するなどフランス代表では充実の時を過ごすポグバだが、マン・ユナイテッドではチームとしても個人としても苦戦が続いている。今季はハムストリングでの負傷も重なり、公式戦出場は23試合にとどまり、得点もわずか「1」。プレミアリーグ開幕戦での4アシストなど序盤戦は輝きも放ったが、徐々にトーンダウンしていた。今季限りで契約満了となることもあり、退団の噂も過熱している。
そんなポグバはインタビューでフランス代表とマン・ユナイテッドでの違いについて次のように語っていたようだ。
「フランス代表ではシンプルだ。僕はいつものように、自分のポジションでプレーしている。自分の役割がわかっているんだ。でもマンチェスター・ユナイテッドではポジションもシステムもパートナーも度々変わるから一貫したプレーをするのが難しい。僕に役割はあるのだろうか?」
今シーズンのポグバは本職とも言える中盤のセンターだけでなく、左サイドで起用されるなど試合ごとに異なる役割を任されることも多い。本人はそのことに少なからず戸惑いを覚えているようだ。
このポグバのコメントを受け、英紙「リバプール・エコー」は「マンチェスター・ユナイテッドがリバプールから大きく引き離されている理由をポール・ポグバが語った」との見出しを打って報じた。近年、監督交代が相次ぐマン・ユナイテッドに対し、リバプールは2015年から指揮を執るユルゲン・クロップ監督の下で一貫したチーム作りが行われていることを引き合いに出し、両者の間に差が生まれていると指摘した。
アレックス・ファーガソン元監督時代は多くのタイトルを獲得したマン・ユナイテッドだが、近年の実績では宿敵リバプールに大きく遅れを取っている。かつての栄光を取り戻すためにはポグバの言うように、一貫性のあるチーム作りが求められそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)