セルティック古橋、「今季リーグベスト補強」入り 英記者が称賛「去る時、価値4倍に」
現地メディアの記者陣が選定、古橋の名前も浮上「彼はすんなりと馴染んだ」
スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧は今季からスコットランドの名門セルティックに加入し、公式戦26試合16得点5アシストの活躍でタイトル獲得にも貢献している。地元メディアでは今季のリーグベスト補強の1人として名前が挙がった。
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古橋は昨夏にJ1ヴィッセル神戸を離れ、初の海外挑戦の場にスコットランドを選んだ。デビュー2戦目のUEFAヨーロッパリーグ予選のFKヤブロネツ戦(4-2)で初ゴールをマークすると、続くリーグ戦のダンディーFC戦(6-0)でハットトリックをマークするなど得点を量産。昨年末のリーグカップ決勝、ハイバーニアン戦(2-1)ではチームの全ゴールを叩き出す活躍でチームにタイトルをもたらした。ハムストリングの負傷でおよそ3か月に渡って戦線離脱中だが、1年目から強烈なインパクトを残している。
スコットランドメディア「フットボール・スコットランド」では記者陣が今シーズンの最優秀選手、最優秀監督などを選出。そのうちの1人マーク・ヘンドリー氏は「サイニング・オブ・ザ・シーズン(シーズン最高の補強選手)」として古橋の名を挙げ、想像を超えるその活躍ぶりと類まれなるストライカーとしての資質を称賛している。
「セルティックが彼を迎え入れた時点では、彼が新しい国でどれほどの活躍を見せるのか明らかではなかった。しかし、彼はすんなりとスコットランド・プレミアシップの環境に馴染んだ。彼のゴール記録は素晴らしく、彼の動きは他の誰にも負けない。このリーグの他のストライカーたちとは違う脳を持っているようだ。もちろんいい意味で、彼は他の選手とは違う。
キョーゴは、ほかの選手には見えないものを見ている。それがフープス(セルティック)の選手たちの障害になることもある。だが、ほかの選手も彼のレベルに達することができれば、ポステコグルー監督が率いるチームは恐ろしいものとなるだろう。450万ポンド(約7億2500万円)でやってきた彼も、パークヘッド(セルティックの本拠地)を去る時にはその価値が4倍になっているだろう」
圧巻のパフォーマンスを見せる古橋は現地ですでにクラブのレジェンド、元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーションと比較する声もある。代表ウィーク明けにはついに復帰との報道も出ており、ファンも復帰の時を待ちわびていることだろう。冬の移籍市場で加入したMF旗手怜央、MF井手口陽介、FW前田大然と“日本人カルテット“での競演にも期待が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)