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ベイル、揺れながら落ちる無回転FK弾でW杯出場王手 批判一蹴「時間の無駄さ。どうしようもないね」
欧州予選プレーオフ準決勝オーストリア戦で2ゴール
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは現地時間3月24日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ準決勝オーストリア戦で直接フリーキック(FK)弾を含む2ゴールをマークし、チームを勝利に導いた。レアル・マドリードではほとんど出番がないことから批判を浴びているが、その批判を吹き飛ばす圧巻のパフォーマンスを披露した。
0-0で迎えた前半24分、ウェールズはゴール右寄りの位置で直接FKを獲得。キャプテンマークを巻いたベイルは左足を振り抜くと、強烈なシュートを壁の上を越えてゴール右隅へ決まった。無回転で揺れながら落ちるような軌道のシュートにGKも反応し切れなかった。
ベイルはさらに後半6分、コーナーキックの流れから追加点をマーク。エリア内左からシュートを右のサイドネットに突き刺す技ありの一撃だった。
ベイルの2得点でウェールズはオーストリアに2-1で勝利。プレーオフ決勝へ駒を進め、同国にとって1958年大会以来64年ぶりとなるW杯出場に王手をかけた。
ウェールズを勝利に導いたベイルだが、所属のレアルでは出番がほとんどなく今季公式戦出場はリーガ4試合、UEFAチャンピオンズリーグ1試合の計5試合のみ。スペインではベイルに対する批判も過熱しており、スペイン紙「マルカ」からは「寄生虫」のレッテルも貼られた。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によれば、ベイルは試合後に自身への批判についてこう語っていたという。
「(批判に対して)何も言う必要はない。時間の無駄さ。どうしようもないね。彼らは自分を恥じるべきだ。騒ぎ立てはしないよ。これで終わりだ」
今季限りでのレアル退団も確実視されるベイル。自身に向けられた批判は全く意に介していない様子で、「この国のために全力で走り抜きたい」とW杯出場の夢をまっすぐに見据えていた。