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伊代表マンチーニ監督、まさかのW杯予選敗退に落胆「何かが仕組まれているんじゃないかと」
欧州予選プレーオフで北マケドニアに0-1敗戦、2大会連続でW杯出場ならず
昨年、欧州王者に輝いたイタリアが2大会連続でワールドカップ(W杯)への切符を逃した。現地時間3月24日に欧州予選プレーオフで北マケドニアと対戦したイタリアは0-1で敗戦。ロベルト・マンチーニ監督は「信じられないようなことが起こることもあるのがサッカーだ」と落胆の言葉を残した。
今回の欧州予選は、10組に分かれたグループの各1位が本大会へ出場。各組の2位とUEFAネーションズリーグによる成績により進出した2チームの合計12チームがプレーオフに臨む。プレーオフでは、4チームごとのミニトーナメントを3つ形成し、それぞれを勝ち抜いた3チームが本大会への出場権を得る形式だった。
イタリアはC組の2位でこのプレーオフに進出して、北マケドニアと対戦。終始、イタリアが攻め込む展開のなかで32本のシュートを放ったものの無得点に終わり、逆に後半アディショナルタイムにミドルシュート一発で失点して0-1で敗れ、W杯への道は閉ざされた。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、試合後のマンチーニ監督のコメントを報じている。
「昨年の欧州選手権で、キャリアの中で最も美しい喜びを味わった。今は最大の失望を味わっている。信じられないようなことが起こることもあるのがサッカーだ。試合を分析するのは難しい。欧州選手権での勝利は必然だったが、その後は私たちにあった幸運が不運に変わってしまった。敗退する時は苦しみを感じざるを得ない。なんて言ったらいいのか分からない。ここまでの事態が訪れるなんて。普通ではありえない状況が2つあり、1つでも十分だった。
90分に失点したのは、何かが仕組まれているんじゃないかとしか思えない。いい選手が揃っているチームなのに、とても残念だ。私の未来?どうだろうか。今は失望感が大きすぎる。まずは時間を置く必要がある。代表チームにはいい選手が揃っていて、素晴らしい未来が待っている」
選手時代にもイタリア代表で活躍し、指導者としてはセリエAの名門インテルのほか、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティなどを率いて経験を積んだマンチーニ監督は、前回W杯の欧州予選プレーオフで敗退して60年ぶりに本大会出場を目指した代表チームに就任。どん底からわずか3年で欧州王者にチームを導きイタリアサッカーの救世主となったが、それから1年もたたないうちに再び悪夢の敗退劇を味わうジェットコースターのような栄光と失望を味わうことになった。