森保ジャパン、豪州戦出場全15選手「パフォーマンス査定」 満点評価は2人、三笘と並ぶ“五つ星”は?

(左から)MF守田英正、MF遠藤航、MF三笘薫、MF南野拓実、DF山根視来【写真:Getty Images & AP】
(左から)MF守田英正、MF遠藤航、MF三笘薫、MF南野拓実、DF山根視来【写真:Getty Images & AP】

難所のアウェー・オーストラリア戦を完封勝利で終え、W杯出場権を獲得

 森保一監督の率いる日本代表は、3月24日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節を迎え、アウェーでオーストラリア代表と対戦。試合終盤の2ゴールで2-0と勝利して、7大会連続のW杯出場を決めている。

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 メンバー発表後にFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、FW前田大然(セルティック)が招集を辞退し、FWが不足しているなかで、森保監督はFW浅野拓磨(ボーフム)をセンターフォワードに抜擢し、これまでと同じ4-3-3の布陣で試合に臨んだ。

 苦手としていたアウェーでのオーストラリア戦だったが、前半から多くのチャンスを作り出し、途中出場のMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)の活躍もあって、勝ち点3とW杯出場権を手にした森保ジャパン。この試合で各選手たちはどのようなパフォーマンスを見せたのか。出場16選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。

<GK>
■権田修一(清水エスパルス)=★★★☆☆
 ポゼッション時には安定したプレーを見せたが、雨天の中での空中戦には不安な場面も。前半26分には、先に飛ばれた相手に競り負ける形になりボールがゴールに入ったが、ファウルの判定に救われた。後半立ち上がりに直接FKを弾くなど、シュートへの対応は安定していた。

(出場なし)
川島永嗣(ストラスブール)
シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)

<DF>
■山根視来(川崎フロンターレ)=★★★★☆
 DF酒井宏樹(浦和レッズ)の不在を受けて、右サイドバックで3試合ぶりに出場を果たす。的確な状況判断を見せてMF伊東純也を生かしつつ、必要に応じて的確な攻撃参加を見せた。試合の終盤では、かつて川崎に所属していたMF守田英正との連係からMF三笘薫の先制ゴールを演出。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★★★☆
 くさびのボールを受ける選手をしっかりとケア。空中戦にも強いオーストラリアを相手にもしっかりと競り勝つ。FW浅野拓磨やDF長友佑都ら、左サイドの高い位置でフリーになる選手を見逃さずにフィードを送り、チャンスを作る場面でも決定的なロングパスを通して存在感を示した。

■板倉 滉(シャルケ)=★★★☆☆
 早い時間帯に警告を受けた長友のいる左サイドを狙われたこともあり、それほど多くの見せ場はなかった。それでもDF冨安健洋(アーセナル)が不在のなか、安定感のある守備を見せて無失点に貢献。W杯へ向けた今後の最終ラインのポジション争い激化のキーマンになり得る。

■長友佑都(FC東京)=★★☆☆☆(→後半19分OUT)
 序盤から攻守の両局面でアグレッシブなプレーを見せたが、前半11分という早い時間帯に警告を受ける。同19分にも高い位置でFW南野拓実との連係からエリア内でボールを受けるが、クロスは通せず。最終ラインの裏を取りながらもシュートを選択しなかった場面など、アタッキングサードでのプレーに物足りなさはあった。

■中山雄太(ズウォレ)=★★★☆☆(←後半19分IN)
 森保ジャパンで定番となっている長友との交代でピッチに入る。無失点に抑えたい一戦で、しっかりと堅い守りを見せて与えられた役割をこなした。

(出場なし)
植田直通(ニーム)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)

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