三笘薫、日本の「救世主」に カズ&本田圭佑に次ぐ偉業…W杯最終予選“史上3人目”の記録達成
94年大会以降のW杯アジア最終予選で複数得点を上げた3人目の選手に
日本代表は3月24日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節でオーストラリアと対戦し、敵地で2-0と勝利を収めて7大会連続の本大会出場を決めた。大一番に途中出場したMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)が2ゴールの活躍を見せたなか、1994年大会以降のW杯アジア最終予選で複数得点を挙げた史上3人目の選手となり、文字どおりの「救世主」となった。
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グループB・2位の日本は、3位オーストラリアに勝利すればカタール行きが決まるなか、序盤からFW南野拓実らが積極的にシュートを放つなど何度も相手ゴールへ迫る。それでもゴールを奪えないまま0-0で前半を折り返し、後半もスコアレスの時間が続く。
そのなかで打開を託されたのが三笘だ。後半39分、南野に代わってピッチに立ったなか、森保一監督の期待に見事応える。後半44分、DF山根視来を起点に、MF守田英正からのリターンパスを受けた山根がゴールライン際で折り返すと、最後は三笘がオーストラリアの牙城を崩す先制ゴールを奪った。
さらに後半アディショナルタイム、左サイドでボールを保持した三笘は停止した状態からスピードアップして相手を置き去りにすると、ペナルティーエリア内でも相手を幻惑する華麗なフェイントを披露し、最後は右足シュートでダメ押しゴールを奪った。
データ分析会社「オプタ」の公式ツイッターは「3 – 三笘薫はオーストラリア戦で2ゴール。1994年大会以降のW杯アジア最終予選で複数得点を挙げた通算3人目の選手」とツイート。「三浦知良:北朝鮮戦(2点、1993年10月)ウズベキスタン戦(4点、1997年9月) 本田圭佑:ヨルダン戦(3点、2012年6月) 救世主」と記した。
“カズ”ことFW三浦知良、MF本田圭佑に続き、三笘が史上3人目の記録を打ち立てるとともに、日本をカタールへと導く活躍を見せて注目を集めている。