元日本代表監督の岡田氏、ベテラン長友のW杯メンバー入りに太鼓判 「大丈夫だよ、彼は」

日本代表DF長友佑都【写真:AP】
日本代表DF長友佑都【写真:AP】

スポーツチャンネル「DAZN」で豪州対日本の一戦を解説

 森保一監督率いる日本代表は3月24日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第9節でオーストラリアと対戦して2-0で勝利し、7大会連続のW杯出場を決めた。

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 ここから選手たちは、W杯に向けた新たな競争に身を置くことになる。4度目のW杯出場を目指すDF長友佑都は、「正直、W杯出場が決まったけど、ここからがより一層、個人的には厳しくなる。良い若手、良い選手もたくさんいる。Jリーグからプレーを見せないと残れない。ここからより一層厳しくなると感じる」と、危機感を示した。

 この試合で、スポーツチャンネル「DAZN」の解説を務めていた中村憲剛氏は、過去に2度、日本代表の一員としてW杯出場の瞬間を迎えていた。当時を振り返り、「ホッとしたのと同時に、長友選手も言っていましたが、ここからがスタート。選ぶ方の監督も、もちろん大変だと思いますが、選手としては、もう全力でやるだけです」とコメントした。

 また、同じくこの日の解説を務めた元日本代表監督の岡田武史氏は、1998年のフランスW杯の時には、当時の日本代表のエースだったFW三浦知良を最終メンバーから外す決断をし、2010年W杯では、最終予選でレギュラーだったDF内田篤人を本大会では一度も起用しなかった。

 日本代表監督の選考基準について、この後の所属クラブでのパフォーマンスが重要なのかと問われた岡田氏は、「それももちろん影響しますが、ここまでチームをやってきた実績。このチームでどれだけ力になったかの実績。あとは、所属クラブで試合に出ていないと、試合にいきなり使うのはものすごいリスクがある。自チームで試合に出ていることが、ある程度、条件になってくる」と、コメントした。

 森保ジャパンの左サイドバックで先発に定着している長友だが、所属するFC東京では、右サイドバックで起用されていたり、出場機会が減少していたりする。それだけに、今後の所属クラブでのパフォーマンスが重要になってくる。

 現在、FC今治の代表取締役会長兼オーナーを務めている岡田氏は、「長友は、2年前くらいかな。『FC今治に来い』ってオファーをしたんだけど、『走れなくなったら、行きます』と言われた。走れなくなったらいらないんだ」と、冗談を飛ばしつつ、「まだ当分、うちには来てくれそうにないですね。大丈夫だよ、彼は」と、W杯メンバー入りに太鼓判を押した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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