三笘が衝撃の2ゴール! 日本、豪州との大一番制し7大会連続のW杯出場が決定
敵地でオーストラリアと対戦、終盤に途中出場の三笘が躍動
日本代表は24日にワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地オーストラリア戦に臨んだ。大一番の後半44分に途中出場のMF三笘薫が決勝ゴール。さらに追加点を奪って2-0の勝利を収め、7大会連続の本大会出場を決めた。
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全10試合の最終予選で9試合目となるこのゲームで、B組で2位の日本は勝利すれば出場権が確定。引き分けでも優位な状況を最終戦の本拠地ベトナム戦に持ち帰ることができ、敗戦すると勝ち点で並ぶものの得失点差で逆転される状況でこの試合を迎えた。
日本はイングランド・プレミアリーグの強豪アーセナルでプレーするDF冨安健洋、浦和レッズのDF酒井宏樹、ヴィッセル神戸のFW大迫勇也とこれまでの森保ジャパンを支えてきたメンバーが負傷欠場。森保一監督は、DF板倉滉、DF山根視来、FW浅野拓磨をスタメンのピッチに送り込み、4-3-3システムを継続した。
雨でピッチが滑りやすくボールスピードも上がる環境で、オープニングシュートは日本だった。前半1分、右サイドから入ってきた低く速いクロスをMF南野拓実が中央で収めると、そのまま反転して右足シュート。相手GKにセーブされたものの、積極的な入りを見せた。
全体に日本が主導権を握り、ペナルティーエリア内に入り込む場面を作るも決定機を生み出すには至らずゲームが進んだ。逆に同25分、相手CKがGK権田修一の頭を越えたところをファーサイドで合わせられゴールネットを揺らされたが、直前の競り合いがオーストラリアのファウルと判定されて事なきを得た。
日本は同32分にFW伊東純也の突破からのクロスを南野がヘディングで狙うも、クロスバーとゴールポストに当たってわずかにゴールには入らず。同37分にはDF吉田麻也のロングボールを受けたDF長友佑都が抜け出し、マイナスのラストパスを南野が押し込もうとするもクロスバー。立て続けに決定機を逃す形で、雨中の決戦は0-0のまま前半を終えた。
後半立ち上がり1分、オーストラリアは前回の日本戦でも直接FKを決めたMFアイディン・フルスティッチが、やや距離のあるゴール正面のFKで左足を強振。これは権田がセーブしたが、直後の同2分には再びゴール正面からフルスティッチがミドルを狙い、わずかに枠外。日本は肝を冷やした。
雨の中、そして疲労も出るなかで同10分くらいから両チームは一気に間延び。森保監督は同17分、長友に代えてDF中山雄太、浅野に代えてFW上田綺世を投入し、最終ラインと最前線に強度を求めた。一方のオーストラリアは、初招集になったウルグアイ出身のFWブルーノ・フォルナローリを送り込んで勝負に出た。
そして決着がついたのは同44分、日本は右サイドを崩すと中央へのラストパスを途中出場のMF三笘薫が押し込んで劇的な決勝ゴール。さらに同アディショナルタイムに三笘は左サイドから切り込んで追加点を奪って日本は2-0の勝利。勝ち点を21に伸ばし、7大会連続のW杯出場を決めた。