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「タンスの恥部」「テーブルクロス」 英紙厳選の「サッカー史上最もダサいユニホーム」ワースト10とは
“サー”がハーフタイムに変更を要求したユナイテッド
赤い悪魔ことマンチェスター・ユナイテッドは、90年代半ばに着用した灰色ベースのアウェーユニフォームが不評だった。サウサンプトン戦で0-3でリードを許すと、当時のアレックス・ファーガソン監督がハーフタイム中にユニフォーム変更を要求して実際に変更したことで、1万ポンド(約140万円)の罰金を受けたという逸話もある。また93-94シーズンのセカンドユニフォームアはノーリッジと同じ緑と黄色のデザインだった。「黒のパンツとソックスを合わせると、もっと不幸になった」とまで言われる始末だ。
90年代は元メキシコ代表ホルヘ・カンポスらが独創的なデザインのGKユニフォームを着用していたが、96年の欧州選手権でイングランド代表GKデイビッド・シーマンが着用したものは「身の毛のよだつようなもの」だった。赤をベースにしつつ黄色や黄緑、青が無軌道にちりばめられたデザインは「イギリスで最もばかばかしいユニフォーム。カラフルなお菓子に敬意を払った」と、ある意味で伝説となっている。
10着に共通するのは、独創性を狙いすぎたがゆえの外しっぷりだった。今後もデザイナーの発想力が先行しすぎた“失敗ユニフォーム”は生まれてしまうのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images