元日本代表DFが推奨する豪州戦スタメン 大迫、酒井ら主力不在…大一番の代役は?
3トップは伊東、上田、南野を予想
もう1つの鍵は、MF南野拓実(リバプール)と並んで森保ジャパンで最多タイの17ゴールを挙げている大迫を欠く攻撃陣だ。栗原氏は「0トップ気味にして南野を(最前線に)置くことも考えられますが」と前置きしつつも、3トップの中央に今季J1リーグで3得点を記録している上田を推す。
「上田は動き出しもいいし、ディフェンスラインとの駆け引きをできるだけ多くやってほしい。それを続けられれば、得点チャンスは何回かあると思います。ポストプレーもできるし、クロスに合わせるのも上手く、ミドルレンジも打てるので。伊東純也が右サイドから崩して、上田、南野が決める形が理想でしょうか。相手からしたら、右に伊東、左に三笘(薫)と推進力のある両サイドは脅威ですが、流れを変えられる三笘は途中から仕事をするジョーカー役を果たしてもらいたいです。久保建英もいるので、いい選手は揃っています」
オーストラリアに勝てば本大会出場が決定する状況だが、栗原氏は最後に「どんな戦い方でもとにかく引き分け以上の結果を出して、この3月シリーズでワールドカップに出る目標をなんとしても決めてほしい」とメッセージを送っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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栗原勇蔵
くりはら・ゆうぞう/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。