「レアルファンが憤慨」 バルサFWオーバメヤンの“足裏タックル”が物議、“お咎めなし”のジャッジに現地騒然
“クラシコ”でレアルMFクロースのすねに足裏タックル、危険行為もカードの提示はなし
スペイン1部FCバルセロナのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、現地時間3月20日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節レアル・マドリード戦(4-0)で2得点1アシストの大活躍を果たした一方、前半に相手へ足裏タックルを見舞いながらも“お咎めなし”となったシーンが物議を醸している。
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自身初の“クラシコ”でスタメン出場したオーバメヤンは、前半29分にフランス代表FWウスマン・デンベレのクロスをヘディングで決めて先制点をもたらすと、2-0とリードして迎えた後半2分には華麗なヒールパスでスペイン代表MFフェラン・トーレスの得点をアシスト。さらに同6分、フェラン・トーレスのラストパスを受けて抜け出し、レアルGKティボー・クルトワとの1対1をループシュートで制してこの試合2ゴール目を決めた。
3得点に絡む働きで4-0勝利に貢献したオーバメヤンだが、前半11分のワンシーンが物議を醸している。敵陣でレアルMFトニ・クロースとルーズボールを争った際、自身の右足裏がクロースの右すね付近に直撃。クロースは苦悶の表情を浮かべファウルが取られたが、マルティネス・ムヌエラ主審からカードの提示はなかった。
危険行為として退場処分が下されても不思議ではなかっただけに、試合後にはこの場面が議論に発展。とりわけ、レアルファンからは怒りの声が噴出しているようで、スペインメディア「Deportes Cuatro」は「マドリードのファンがマルティネス・ムヌエラに激怒:オーバメヤンのクロースへの厳しいタックルは、無礼なものだった」との見出しで、「多くのレアルファンがこの行為に憤慨した」とSNSに上がった反応を紹介すれば、同国メディア「El Espanol」も「無謀なタックルは、レッドカードをもらっていたかもしれない」と注目している。
現在リーグ首位を快走するものの、宿敵バルセロナとの一戦で大敗を喫したレアル。仮に、オーバメヤンが前半早々に退場していたら結果は異なっていた可能性もあっただけに、“お咎めなし”となった判定が話題の1つとなっていた。