権田修一、勝てばW杯出場決定の豪州戦へ一丸 「森保さんが引き分けでいい監督でないのは分かっている」

日本代表GK権田修一【写真:高橋 学】
日本代表GK権田修一【写真:高橋 学】

「みんなたくましくなっていると思う」と代表チームの成長に手応え

 日本代表GK権田修一(清水エスパルス)が3月20日のオンライン取材に対応。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦(24日)、ベトナム戦(29日)を控えるなか、W杯出場が懸かったオーストラリア戦の勝利を誓った。

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 前日19日にFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)の離脱とともに、FW林大地(シント=トロイデン)とDF中谷進之介(名古屋グランパス)の追加招集が発表された。現在のチーム状況について権田は「監督が最初に招集したかったメンバーが呼べない。今回も差し替えがあって、それは事実だと思う」と認めつつ、次のように続けた。

「この予選、ずっとそうだった。毎回、誰かがいないとか、五輪後で休みが取れていない選手がいるとか、移動がとか。ザッケローニさんの時は親善試合が最初で、1つのシリーズで1試合しかないことも多かった。昔よりコンディションは難しくなっていると思うけど、これを経験できている僕らは強くなれているんじゃないかとも思う。ベトナムの時も準備期間が短く移動が厳しいなかでも素晴らしい結果を出せた。今回も、これから試合をやる人すらいる。それでも予選を通じていろいろなことがあったけど、それを経てみんなたくましくなっていると思う」

 最終予選も残り2試合となり現在グループ2位(勝ち点18)につける日本は、敵地で3位(同15)オーストラリアに勝利すれば7大会連続のW杯出場が決定する。

 権田は「どの試合も誇りを持って相手を上回る、勝つと目指してやるのが僕らだと思う」と語り、「ミーティングもまだだけど、森保さんが引き分けでいいと言う監督でないというのは分かっている。今回もそういうスタンスでやりたい」と勝利を求める姿勢を強調した。

 また、昨年10月12日のホーム・オーストラリア戦では2-1と勝利したなか、ライバルの印象について「まずはアジアの中では一番、アジアっぽくないというか、しっかりフットボールをしてくるチーム。ヨーロッパでプレーする選手も多いし、体格、フィジカル恵まれ、各選手の仕事の幅も明確化されている」と警戒。「出てくる選手の特徴を掴んで、短い時間でも情報を頭に入れて臨むのが最善の準備かなと。まずは相手ではなく自分たちが最高のパフォーマンスを出せる準備をしたい」と、万全の準備を進めていく構えだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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