去就不透明のチェルシーDF、来季の新天地決定か ユーベと年俸8億契約で合意報道
ドイツ代表DFリュディガー、ローマ時代以来となるイタリア復帰の可能性
今シーズン限りでイングランド1部チェルシーとの契約が満了を迎えるドイツ代表DFアントニオ・リュディガーには、多くのクラブが関心を示していた。チェルシー残留を含め、複数の選択肢があったとされるリュディガーだが、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、イタリア1部ユベントスとの契約が合意に達したと、英紙「デイリー・メール」が報じている。
昨シーズン、フランク・ランパード監督には起用されていなかったリュディガーだが、同監督の解任後、トーマス・トゥヘル監督が就任すると、レギュラーに定着。クラブ史上2度目となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝にも大きく貢献した。
チェルシーは、2022年6月末で契約が満了を迎えるリュディガーとの契約延長交渉を続けていたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシア人オーナーのロマン・アブラモビッチ氏の資産は凍結。クラブも選手との新契約を締結できない状態に陥った。
これまでにイングランド1部ニューカッスルやマンチェスター・ユナイテッド、スペイン1部レアル・マドリード、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからの関心が報じられていたリュディガーだが、ここに来てイタリア・セリエAの名門ユベントスがドイツ人DFとの契約をまとめたという。
記事によると、「リュディガーはユベントスとの4年契約に合意する。1シーズンあたりの年俸は、540万ポンド(約8億5000万円)になる」と、報じている。この移籍が実現すれば、リュディガーは2017年に3100万ポンド(約49億円)の移籍金で離れたローマ以来のイタリア復帰となる。
ほかにもスペイン代表DFセサル・アスピリクエタ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンとの契約も、今シーズン限りで満了を迎えるチェルシー。両者はすでにバルセロナへの移籍が確実となっているため、アブラモビッチ氏からクラブを買い取る新オーナーは、最終ラインの整備をしなければならなくなるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)