名門対決がまさかの結末… 鹿島の元日本代表GKが2年連続のポロリで浦和が逆転勝利
曽ヶ端の悪魔の瞬間を李が見逃さず
年間2位と3位の名門対決は元日本代表GKのミスで決着がついた。23日のJ1セカンドステージ第5節は、年間2位の鹿島アントラーズが本拠地カシマスタジアムに年間3位の浦和レッズを迎え撃った。緊迫したゲームの決着は、1-1で迎えた後半28分に浦和MF武藤雄樹のシュートを、鹿島GK曽ヶ端準が目の前にポロリとこぼす痛恨のミス。浦和FW李忠成が蹴り込み、浦和が敵地で2-1の勝利を収めた。
この試合からリオデジャネイロ五輪代表メンバーがチームを離れ、鹿島はGK櫛引政敏とDF植田直通、浦和はDF遠藤航とFW興梠慎三がいない状態での対戦となった。浦和はFWズラタンをスタメン起用したものの、興梠の穴が大きく前半から攻撃が機能不全に陥り、鹿島ペースで試合が展開。後半15分にはDF山本脩斗のクロスをFW土居聖真が合わせて先制に成功した。
浦和も2分後の同17分に、選手交代でポジションを上げたMF柏木陽介が右サイドからゴール前に入れたボールを、後半から出場の李が合わせてすぐさま1-1の同点に追いついた。上位対決らしい緊迫した試合が展開された。
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