アーセナルが日程へ不満、トッテナム監督「フェアかアンフェアかは正しくない」と苦言
日程面へ不満を示したアルテタ監督の言葉へ、“ライバル”コンテ監督が反応
トッテナムのアントニオ・コンテ監督が日程面への不満を漏らしたアーセナルのミケル・アルテタ監督に食いついた。
アーセナルのアルテタ監督は現地時間3月18日に行われた記者会見で、水曜夜(16日)に試合(リバプール戦)を行った後、次節アストン・ビラ戦が土曜(19日)のランチタイムにキックオフという日程面に対し「フェアじゃない」と不満を漏らした。
しかし、このスペイン人指揮官のコメントに不満を感じているのが宿敵トッテナムを率いるコンテ監督だ。「アルテタは延期になったゲーム(トッテナム対アーセナル)のことを思い出すべきだ」と反論している。
コンテ監督の言うように、今年1月16日に予定されていたノースロンドンダービーはアーセナル側の延期要請によって試合日程が変更された。
当時のアーセナルではMFマルティン・ウーデゴールがコロナ陽性だったほか、アフリカネーションズカップ参加選手や負傷者、累積警告による欠場者などが重なり、トップチームで起用可能な選手が12人しかいなかった。
プレミアリーグの規定ではフィールドプレイヤー13人+GK1人がいれば試合は行われる。しかし、その基準に満たなかったためアーセナルはリーグへ試合の延期を要請し、それが受理される形となった。
トッテナムのコンテ監督はコロナ陽性がウーデゴール1人だったにもかかわらず、試合の延期を求めたアーセナルを公然と批判していた。そうした経緯があるだけに「私はこのことを忘れていない。フェアかアンフェアかを話すのは正しくない」とアルテタ監督に対して改めて苦言を呈しているのだ。
延期されたノースロンドンダービーの日程はまだ決まっていないが、試合が始まる前からコンテ監督から激しい火花を散らし始めた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1