ランパード監督、劇的弾歓喜で手骨折 まさかのハプニング「その瞬間は気づかなかった」
ニューカッスル戦の終了間際にMFイウォビが決勝弾、歓喜するあまり手を負傷
イングランド1部エバートンは現地時間3月17日に行われたプレミアリーグ第20節延期分のニューカッスル戦で後半アディショナルタイムにMFアレックス・イウォビが決勝点を奪い、1-0の勝利を収めた。チームを率いるフランク・ランパード監督は劇的ゴールに歓喜するあまり、手を骨折してしまったようだ。
残留争いに身を置く低迷中のエバートンはニューカッスルをホームに迎えた。スコアレスで迎えた後半アディショナルタイムの9分、相手陣内でボールを奪って素早く攻撃に転じると、FWドミニク・キャルバート=ルーウィンとのワンツーパスでペナルティーエリア内に侵入したイウォビが左足のシュートでゴールネットを揺らした。
これが決勝点となり、エバートンが1-0で勝利。連敗を「4」で止め、今季7勝目(27試合/勝ち点25)を挙げた。現在17位で、消化試合が2試合多い降格圏の18位ワトフォードとの差は3ポイントとなっている。
劇的ゴールが決まった瞬間、チームを率いるランパード監督はベンチで拳を振り、雄叫びを上げるなど大興奮。しかし、興奮するあまり左手を負傷するハプニングが起きていたようだ。
ランパード監督は試合後に「アマゾン・プライム」の中継インタビューに登場。左手の甲に青あざができているのを見せながら「セレブレーションの最中に手を骨折してしまった」と明かした。
「勝ち点3のためなら仕方ないね。(イウォビの)ゴールを祝っている時だった。その瞬間は気づかなかったけど、その後に少し痛み出したんだ。今もちょっと震えているけど、大丈夫だ。気にしていないよ」
2月に就任して以来、ランパード監督にとってはこれがプレミアリーグで2つ目の白星。手の骨折も気にならないほどに嬉しい勝利だったようだ。元イングランド代表の43歳は「素晴らしい夜だ。先はまだ長いが、我々にはこのような夜が必要だ」と勝利の余韻に浸っていた。