浦和の“新10番”は「成功を収める」 同胞の元J助っ人が助言、日本へ「絶対に行くべき」と推奨
【インタビュー#2】サロモンソンは元同僚モーベルグに“浦和での挑戦”をすべきと助言
浦和レッズは、昨年末にチェコ1部スパルタ・プラハから完全移籍が決まっていたMFダヴィド・モーベルグが3月9日のトレーニングから合流し、“新10番”として期待が懸かる。27歳のレフティーはどのようなプレースタイル、キャラクターなのか。同じスウェエーデン代表経験者で、日本サッカーを知る“先輩”でもある元JリーガーのDFエミル・サロモンソン(IFKヨーテボリ)に、Jリーグで成功するために必要な要素とともに訊いた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小田智史、翻訳=河合拓/全2回の2回目)
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母国スウェーデンの古豪ヨーテボリから2013年6月にイングランド1部サンダーランド(現3部)へ羽ばたいたモーベルグ。その後はスコットランド、デンマーク、スウェーデン、チェコと渡り歩き、今年から浦和の一員となった。
スウェーデン代表で3キャップを刻むアタッカーは、新天地でのオンライン加入会見で「たくさん日本のことを教えてくれた」と、2011~13年にヨーテボリで同僚だった4歳年上のサロモンソンからアドバイスを受けたことを明かしていた。サロモンソンによれば、浦和への移籍決定から合流までの約2か月間、一緒に練習していたという。
「ダヴィドがレッズと契約しようとしていた昨年12月、僕に連絡をくれたんだ。彼には『(浦和は)素晴らしいクラブだし、ビッグクラブでプレーできる最高の機会になる』と伝えた。サッカーの面はもちろんだけど、日本の文化や食べ物、街の様子も楽しめるはずだから、絶対に行くべきだと思った。彼自身も楽しみにしている感じだったよ」
浦和の公式サイトでは、加入決定時にモーベルグの特長を、「スピードに乗ったドリブルで相手DFを翻弄する、左利きのウインガータイプのMF。アシストはもちろん、左足から繰り出される鋭いシュートやセットプレー時のフリーキックでの得点力、そしてペナルティーエリア付近での高いクオリティーのプレーに期待」と紹介している。元同僚のサロモンソンから見た、モーベルグの特筆すべき点は何か。
「ダヴィドは素晴らしい選手さ。スピードがあって、左足も素晴らしい。アビスパ(福岡)にいる(ベルギー人MFの)ジョルディ・クルークスにとても似ていると思う。1月、2月にコンディション調整で一緒に練習した時も、日本のサッカーについてとか、いろいろな話をしたんだ。選手としてはもちろん、人間性も素晴らしいよ」