「来季の構想に入れることを約束」 レアル、久保建英にプラン伝達と専門メディア報道

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

マジョルカCEOはレンタル延長を希望も、レアルは改革を進めるなかで戦力と計算か

 マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間3月14日に行われたラ・リーガ第28節のレアル・マドリード戦(0-3)でスタメン出場し、攻撃を活性しようと果敢にボールへ絡んだ。クラブのアルフォンソ・ディアスCEOは、「レンタル期間を延長できれば嬉しい」と“ラブコール”を送っていたが、レアルはすでに来季の構想に久保を入れているという。レアル専門メディア「Defensa Central」が伝えた。

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 首位を走る保有元レアルとの一戦で、久保は本来の右サイドハーフとは逆となる左サイドで出場。開始5分に敵陣左サイドからの突破を試みると、前半18分のFKシーンでは変化をつけた形から左シュートを狙うなど、試合序盤から積極的な姿勢を打ち出す。

 その後も、ドリブルやパスを織り交ぜながら攻撃に絡んだ久保。それでも、相手の厳しいプレスで突破を阻まれる場面も度々見られ、チャンスメイクには至らず後半33分に途中交代。チームは後半10分にレアルFWヴィニシウス・ジュニオールに先制ゴールを許すと、同32分、37分にはFWカリム・ベンゼマに得点を許し、0-3で敗れた。

 レアルからマジョルカへのレンタルは今季いっぱいとなっており、2022-23シーズンに関しては不透明な久保。マジョルカとしては、今季公式戦22試合で2得点3アシストを記録するなど、攻撃を牽引する日本人アタッカーを引き留めたいようだが、レアルは“再レンタル”の意思はないようだ。

「Defensa Central」は、「レアル・マドリードは久保建英を来季のチーム構想に入れることを約束」と見出しを打ち、「この話は最近、本人に伝えられた」と直接対決の前に久保へ意向を伝えたという。

 記事によれば、レアルはフランス代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)の加入が決定的、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)獲得に動く予定で、不確定要素が多いなかでまずは戦力整理を行なう模様。ウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ベルギー代表MFエデン・アザール、セルビア代表FWルカ・ヨビッチ、ドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスらがチームを去る候補に挙がっている。

 世界屈指の名門レアルで、久保がプレーする瞬間は来季訪れるだろうか。

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