「今回はこれがベスト」 森保監督、3月シリーズ招集27名の選考に言及「許されるならもっと多くの選手を招集したい」
負傷中の冨安や古橋、堂安や鎌田が招集外の一方、復帰間もない大迫らをメンバー入り
日本代表は3月16日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のラスト2試合に向けたメンバーを発表。森保一監督は、招集選手27人について「今回はこれがベスト」と話した。
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全10試合の予選のうち8試合を終え、日本の入るB組ではサウジアラビアが勝ち点19の首位。日本が同18、オーストラリアが同15で続く。上位2チームが本大会への自動出場権を獲得するが、3月24日に直接対決のライバルになるオーストラリアとアウェーゲーム、27日に日本で最下位ベトナムと対戦する。日本はオーストラリア戦に勝利すれば出場が決まり、引き分けでも優位な状況を維持できるが、敗戦すると勝ち点で並ぶものの得失点差で逆転される。
その大一番に向け、森保監督はイングランド1部アーセナルに所属するDF冨安健洋や、スコットランド1部セルティックのFW古橋亨梧といった負傷中の選手、オランダ1部のMF堂安律やドイツ1部フランクフルトのMF鎌田大地らを招集外にした一方で、復帰直後のFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)や所属クラブのFC東京でスタメン落ちが続くDF長友佑都はメンバー入りとなった。
また、新型コロナウイルスの影響も鑑みて、今回は各試合の登録メンバー24人に対して、27人が招集されている。そうした意図について指揮官はこう語っている。
「許されるならもっと多くの選手を招集して編成したい。1つの活動に限られた招集メンバーを決めなければいけない。今回のオーストラリア戦、ベトナム戦に選んだ選手以上に呼びたい選手、同等の選手はいると思っている。代表を目指している選手、力のある選手はたくさんいる。今回は今回のベストとして勝つために戦いたい。選手、スタッフにも、この戦いに参加したいと思ってくれている人は本当にたくさんいる。気持ちを背負って戦うことを共有してオーストラリア戦とベトナム戦に臨みたい。
あくまでも今回、オーストラリア戦とベトナム戦に勝つために選手を選んで招集させてもらっている。毎回、招集できる人数は限られている。同じポジションに良い選手がいることなど、そういう理由で選べない選手もいる。今回はこれがベスト。次やこの先にメンバー編成が変わっていることはあり得る」
オーストラリアについて「フィジカルも非常に強く、テクニック、組織力も兼ね備えている」と話す森保監督は、その難しいアウェーゲームを乗り切るためのベストとして選手を選んだと言い切った。
森保ジャパン誕生から最も重要なゲームに臨むチームと選手たちは、その期待に応える結果を残すことが求められている。
(FOOTBALL ZONE編集部)