森保監督、負傷明けの大迫招集の意図を説明 「ACLのプレー、リバウンドも確認しつつ発表となった」

日本代表FW大迫勇也【写真:高橋 学】
日本代表FW大迫勇也【写真:高橋 学】

右脚の負傷から復帰してACLプレーオフで2ゴールを記録

 日本サッカー協会(JFA)は3月16日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のラスト2試合(3月24日オーストラリア戦、3月29日ベトナム戦)に臨む日本代表メンバー27人を発表。故障明けのFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)も名を連ねたなか、森保一監督は回復状況を見ての招集だと語った。

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 6勝2敗の勝ち点18でグループ単独2位につけている日本。ラスト2試合では、3月24日に敵地で3位オーストラリア、3月29日にホームで6位ベトナムと対戦する。

 前回、負傷で不在だったキャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)が復帰。ふくらはぎの負傷で離脱が続いているDF冨安健洋(アーセナル)は、今回も招集が見送られた。MF/FWではW杯最終予選で4試合連続ゴール中の伊東純也(ヘンク)やエースの大迫もメンバー入りしている。

 大迫は3月2日のJ1リーグ第10節・横浜F・マリノス戦(0-2)で右脚を裂傷し、リーグ戦直近2試合を欠場。3月15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区プレーオフで延長戦に及ぶ120分の激闘のなかで、2ゴールを挙げて4-3の勝利に貢献した。

 大迫はクラブを通じて「ワールドカップ出場が懸かった試合で、日本のため、チームのために全力を尽くします。皆さま応援よろしくお願い致します」とコメントを発表したが、森保監督は大迫については、「彼の回復状況を見てきた」と語っている。

「この発表のタイミング、昨日にACLプレーオフがあって、そこで120分、90分プラス延長も戦い抜いたということで、そのプレーを見て、その後のリバウンドも確認しつつ招集発表となった。疲労は違った形で時間が経過して出ること、痛みが出ることも考えられる。ここからの経過観察もしながら、大迫だけではなく国内外で今週末にも試合があるので、それを終えてどういう状況になったかを見極めて、最終的にオーストラリア戦を戦うメンバーを決める。大迫に関しては次(3月19日)の清水(エスパルス)戦もある。そこで見ていきたい」

 大迫の状態はオーストラリア戦、ベトナム戦で勝利するうえで、気になるところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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