前田大然は「完璧な補強」 ダンディー・U戦の“影の活躍”を専門メディア評価「ウイングでも、最前線でも脅威」
左サイドからチャンスを作ったダンディー・U戦での2得点目での場面に注目
スコットランド1部セルティックは、3月14日に行われたスコティッシュカップ準々決勝のダンディー・ユナイテッド戦に3-0で勝利して準決勝進出を決めた。この試合に先発出場した日本代表FW前田大然のプレーを、セルティック専門メディア「67 Hail Hail」が称賛している。
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冬の移籍市場で、DF旗手怜央、MF井手口陽介とともにセルティックに加入した前田は、ここまで公式戦13試合に出場して5得点を記録。デビュー戦となった第21節ハイバーニアン戦(2-0)で、いきなり先制ゴールを決めたが、2月中旬からは得点を挙げられず、実力を疑問視する声も上がっていた。
ダンディー・U戦でもゴールが認められない場面のあった前田だが、「67 Hail Hail」は「ウイングでも、最前線でも、この男は脅威になる」と評価。セルティックのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスが挙げた2点目のゴールシーンで、前田が果たした役割に注目している。
この場面、左サイドでボールを受けた前田は、一度中央にドリブルを仕掛けることで2人のダンディーのDFに中央を警戒させ、左サイドを突破していった。そして、中央の状況を確認して、ゴール前に鋭いクロスを入れる。そして、ダンディーのGKベンジャミン・シグリストが落としたボールをギアクマキスが詰めてゴールを挙げた。
記事では、「クロスは素晴らしかった。シグリストの助けがあったが、ボールを入れた場所はギアクマキスが詰めなければいけない場所だった。シグリストのミスのあと、ギリシャのストライカーにとってフィニッシュは簡単なものだった」と、前田のプレーがゴールにつながったことを強調している。
「この場面は、あまりに多くのことを示している。低い位置からボールを運べ、状況を素早く判断する力、DFを連れ出す動き、ゴール前でパニックを起こす。シグリストにも公平に言えば、ボールはスピードがあり、処理をするのが難しい高さに出たものだった」
また、前田に関して「幅広い貢献を見せる彼は、完璧な1月の補強だった」と、加入後、約2か月で見せているパフォーマンスを評価していた。