久保建英は「マジョルカの最高峰」 レアル戦“積極プレー”を専門メディア評価「良い感触を残した」
レアル戦で先発出場、得点に絡めずも保有元クラブ相手に奮闘
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間3月14日に行われたラ・リーガ第28節のレアル・マドリード戦(0-3)でスタメン出場。得点に関与できなかったが、攻撃を活性しようと果敢にボールへ絡んだパフォーマンスへ、レアル専門メディア「Defensa Central」は「マジョルカの最高峰」「良い感触を残した」などと評した。
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首位を走る保有元レアルとの一戦で、久保は本来の右サイドハーフとは逆となる左サイドで出場。開始5分に敵陣左サイドからの突破を試みると、前半18分のFKシーンでは変化をつけた形から左シュートを狙うなど、試合序盤から積極的な姿勢を打ち出す。
その後も、ドリブルやパスを織り交ぜながら攻撃に絡んだ久保。それでも、相手の厳しいプレスで突破を阻まれる場面も度々見られ、チャンスメイクには至らず後半33分に途中交代。チームは後半10分にレアルFWヴィニシウス・ジュニオールに先制ゴールを許すと、同32分、37分にはFWカリム・ベンゼマに得点を許し、0-3で敗れた。
得点に関与できなかった久保だが、「Defensa Central」はこの試合でのパフォーマンスをポジティブに見ている。「久保はレアル・マドリード戦でマジョルカの最高峰:チームに対して輝きを求めた」との見出しで「0-3の敗戦を喫したものの、良い感触を残している」と評価すると、記事では「マジョルカで一番良かった。非常に活発で、常にボールを要求し、レアル・マドリードの選手たちに特別な配慮を強いる。彼の左足は絶妙であり、誰も技術を疑うことはできない」と、随所で見せた技術の高いプレーに触れた。
一方で「他のチームメイトと同じように、時間が経つにつれて萎縮してしまった。いつも同じことが起こる。最初はテンションが高くても、休憩を挟むとレベルが下がってしまう」とも指摘。今シーズン終了後のレアル復帰へ、特大なアピールとはならなかったことへも触れている。
マジョルカへのレンタル期間は、今季いっぱいまで。来季に向けた去就動向が徐々に熱を帯びるなか、保有元のレアル側に、久保のパフォーマンスは果たしてどう映っていただろうか。