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稲本&今野ら元代表戦士がずらり 南葛SC、なぜ“J3級”の豪華補強に成功したのか?
残り2年でJFL昇格、Jリーグ昇格を果たすべく大型補強を敢行
関東サッカーリーグ1部を戦う南葛SCは3月14日、キックオフカンファレンスを開催。人気漫画「キャプテン翼」の作者でクラブのオーナーである高橋陽一氏、岩本義弘ゼネラルマネージャー(GM)、新加入の元日本代表MF稲本潤一、元日本代表MF今野泰幸、元日本代表DF伊野波雅彦らが登壇した。
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南葛SCは今オフ、稲本、今野、伊野波、MF関口訓充ら日本代表経験者を含めて12人を補強し、35名体制で2022年シーズンに臨む。高橋氏は、ビッグネーム獲得の意図について、「日本代表だからほしいということではなく、チームの力になってほしい選手がたまたま加入してくれた。そういう選手たちが入りたいと思ってくれる魅力的なクラブに徐々になってきている」と回答。岩本GMも昨年の年間予算が「1億7000万円」だったことを明かしたうえで、“なぜ日本代表選手が獲れたのか”について見解を述べた。
「J2、J3はもちろんJFLのクラブと比べても予算は下のほうです。正直、そこまで予算を割けているわけではありません。選手個別パートナーというシステムがあって、選手1人1人が練習着のパートナーを自分でつけることができます。社員選手に関しては会社の売り上げですが、契約選手に関しては経費を除いで自分の収入になる。その部分も大きいと思います」
南葛SCが2022年に掲げるのは、「JFL昇格」。岩本GMは「唯一にして絶対の目標」と語る。大型補強や選手を多く支配下に置いているのは、JFL昇格のために過酷な道のりを乗り越えるためだ。関東サッカーリーグ1部(10チームの総当たりリーグ戦/全18試合)で優勝、ないしは6月に開催予定の全国社会人選手権大会予選で各トーナメント勝利7チームに残って10月に予定されている同本大会(全国32チーム参加)に出場して上位入賞を果たし、地域サッカーチャンピオンズリーグ(CL)へ出場し、上位2位までに入らなければいけない。
「J3に入ってもやれるメンバーを、と考えました。正直、今オフに関しては予想を上回るくらい選手を獲れた。予算的に大丈夫かなというのも最初はありましたけど、(新加入選手たちは)クラブとしての価値を上げてくれているので、心配していた部分は取り返せると思っています。素晴らしいメンバーが集まってくれたし、あと2年で(カテゴリーを)2個上がれたらいい。それができないチームではない」(岩本GM)
ワールドカップを2回経験している今野は、「ものすごいレベルが高いと感じています。簡単には試合に出られないけど、ただ僕も試合に出たいので、努力を続けて、成長して試合に出て、勝ちたい。(森一哉)監督のやるサッカーも明確で、ボールを大事にして、みんなで攻めて守るおもしろいコンセプト。早くJリーグに昇格して、Jリーグの舞台で南葛らしいサッカーをお見せできるように頑張りたい」と南葛SCの可能性に大きな期待を抱いていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)