アーセナル、“コウチーニョ獲り”の可能性浮上 移籍金50億超「支払い可能」と海外報道
アストン・ビラの動向を注視、バルサは約51億円の移籍金で手放す構え
ブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョは、冬の移籍市場でスペイン1部バルセロナからイングランド1部アストン・ビラへレンタル移籍した。バルサは完全移籍での放出を望んでいたが、その希望は夏の移籍市場で実現するかもしれない。現所属のアストン・ビラに加え、日本代表DF冨安健洋の所属するアーセナルもブラジル人アタッカーの獲得に関心を示しているとスペイン紙「スポルト」が報じた。
バルサで苦しんでいたコウチーニョだが、かつて所属したリバプールでチームメイトだったスティーブン・ジェラード監督の率いるアストン・ビラでは、レギュラーに定着。ここまで公式戦9試合で4得点3アシストを挙げている。
アストン・ビラは1月の移籍市場ではリスクを避けて、コウチーニョを完全移籍で獲得することを見送った。しかし、加入後の活躍を受けて、現在は完全移籍での獲得も視野に入れているという。
このレンタル移籍には、4000万ユーロ(約51億円)の完全移籍のオプションが含まれている。夏の移籍市場でコウチーニョの獲得を希望する場合、アストン・ビラはバルサにその金額を支払わなければならない。ジェラード監督は、コウチーニョを完全移籍で獲得したい意向を示しているが、この金額をクラブが支払えるかは難しいところだという。
そんな状況のなか、プレミアリーグのアーセナルも、コウチーニョの獲得に乗り出したという。記事では「アーセナルは、アストン・ビラとの交渉が失敗に終わるか、関心を持っている。彼らは移籍金を支払うことが可能であり、長期契約を結ぶ考えもあるという。明確なことは、バルサは1ユーロも値引きをする考えはなく、選手も高額な給料を維持することを目指している」と伝えている。
プレミアリーグで来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を争う順位にいるアーセナルだが、コウチーニョを加えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)