1試合2発の本田に「8」点と異例の高評価も 「今季最高のプレー」「監督はもはや本田なしにはいられない」
「ベローナ戦の最優秀選手」
ACミランの日本代表FW本田圭佑が19日の敵地ベローナ戦で2得点を決める活躍で3-1勝利に貢献し、この日の主役となった。辛辣な地元メディアも活躍を続ける背番号10を大絶賛。「8点」という異例の高得点をつけ、「今季最高のプレー」「インザーギ監督はもはや本田なしにはいられない」と称えた。
イタリア地元テレビ局「7ゴールドTV」のミラン番記者、パオロ・ヴィンチ氏は「今季最高のプレー。チームも団結していたが、彼はフィジカルも調子がいいし、技術も素晴らしい。堂々とプレーしている。懸命に練習しているし、実際試合でも集中している」と今季リーグ戦7試合で6得点2アシストと活躍する本田を称賛。「インザーギ監督はもはや本田なしにはいられない」と、指揮官が“本田依存症”に陥っていることも指摘している。
本田に対する採点は「8」。イタリアの10点満点の採点法において「8」という数字はほとんど見られない異例の評価だが、「それに十分ふさわしい」と語っている。
一方、地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトのG・B・オリヴェーロ記者はこの日の本田は尻上がりの評価を高めたと分析している。
「前半は堅実で、いいプレーを続けてきた。右ウイングでいい反応を見せた。エルシャラウィのアシストにも応えて、美しいチーム2点目も決めた。コンデイションを確認できたし、ハーフタイムの時点では7点だった」。そう指摘したオリヴェーロ記者は「後半もゴールを決めて、素晴らしいプレーを持続した。今日の最優秀選手」と本田のプレーを絶賛した。
同記者も「7・5」と高評価。現地で「チェッキーノ(射撃の達人)」の異名を取るようになった本田はこの日の2得点により、セリエA得点ランクで1位タイに浮上している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web