“ジダン新監督”招聘が戦力強化の第一歩? PSG、レアルMFの引き抜きも視野と海外メディア報道
ブラジル代表MFカゼミーロの放出をレアルのペレス会長も認めるか
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16で、スペイン1部レアル・マドリードに敗れた。最大の目標を達成できず、シーズン終了後にはマウリシオ・ポチェッティーノ監督の解任が濃厚となっている。後任には元フランス代表MFで、レアルを前人未到のCL3連覇に導いたジネディーヌ・ジダン氏の名前が挙がっているが、スペインメディア「エル・ナシオナル」は、ジダン氏がPSGを率いることになった場合、レアル時代の中心選手を獲得するだろうと報じている。
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PSGはリーグ・アンでは2位のマルセイユに勝ち点差「15」を付けて首位を快走しているが、今季も悲願のCL優勝を逃した。シーズン開幕前には、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、さらにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを加えて、「新たな銀河系軍団」とも評されながら、世界屈指のスター集団は、ベスト8に残れずに敗退となった。
現役時代にもCL優勝を経験し、監督としてもレアルをCL3連覇に導いたジダン監督は、昨シーズン限りでレアルの監督を退任して、現在はフリーの立場。現在、PSGの次期監督の筆頭候補となっており、レアル時代の愛弟子をフランスの首都に連れてきたい考えがあるようだ。
「エル・ナシオナル」によると、ジダン監督はフランス代表FWカリム・ベンゼマとブラジル代表MFカゼミーロの獲得を熱望。ただし、前者についてはレアルのフロレンティーノ・ペレス会長が、首を縦に振る可能性は限りなく低いという。
その一方で、今季の公式戦36試合で4アシストを記録したカゼミーロについては、「レアル・マドリードのマネジメント部門は、良いオファーが届けば、30歳の元ポルトの守備的な選手に対する反応は悪くはないだろう」「4000万ユーロ(約51億円)以上のオファーが届いた場合のみ、レアルは合意する可能性がある。選手はジダン監督の2度の就任期間で、良い感懐を築いており、再びパリでタッグを組むことも嫌がらないだろう」と、報じている。
中盤で、より堅固な守備を見せて、ボールを奪える選手が必要とされるPSGだが、ジダン監督の就任とレアルのキーマン獲得によって、一気に問題解決に向かうのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)