浦和、早くも今季リーグ4敗目 決定機逸のFW明本「責任を感じている」と落胆

浦和でプレーするFW明本考浩【写真:Getty Images】
浦和でプレーするFW明本考浩【写真:Getty Images】

敵地での鳥栖戦で0-1敗戦、終盤のFWユンカー投入も実らず

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、3月13日のリーグ第4節サガン鳥栖戦で0-1の敗戦を喫すると「どちらに転んでもおかしくない試合が、ディテールのところで決まるのがサッカー」と肩を落とした。

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 浦和は開幕直前に5選手が新型コロナウイルスに陽性反応を示して離脱し、さらに負傷者も出るなかでリーグ4試合未勝利のスタート。それでも6日の湘南ベルマーレ戦(2-0)で初勝利を挙げ、連勝を狙ってこの鳥栖戦に入った。

 しかし、前半は鳥栖にペースを握られ、両サイドからシンプルに突破を狙うプレーの機能性も上がらなかった。ゴール前で2回のピンチがありながら0-0で折り返すと、指揮官はハーフタイムに選手交代をせず配置転換。するとペースを一気に取り戻し、浦和がボールを持つ展開になった。

 そのなかでゴール前で迎えたビッグチャンスをFW明本考浩が決められず、逆に鳥栖は選手交代でMF小野裕二とFW垣田裕暉を2枚替えで投入。すると後半26分、浦和が配置を変えた右サイドでボールを失ったところから、垣田にヘディングシュートを決められて、これが決勝点になった。

 ロドリゲス監督は「試合はどちらに結果が転んでもおかしくなかった。前半は相手のほうがゴール近くでプレーできたが、後半は持ち直した部分もあったし、決定的なものもあった。それが決まっていれば結果がこちらに転んでおかしくなかった。ビルドアップなどもそうだがディテール、決めるかどうか、そういうところが結果を分ける。最終的にはそれができなかった。どちらに転んでもおかしくない試合が、ディテールのところで決まるのがサッカーだ」と肩を落とした。

 また、明本も「後半、僕にビッグチャンスはあった。そこで決めきれないとこういう試合になるので責任を感じている」と、試合後に話した。

 ラスト15分でFWキャスパー・ユンカーを投入してシンプルにゴール前へボールを送ろうとした浦和だが、それまでの時間帯は今季で最も低調なゲームだった。開幕直前に狂った歯車を修正できず今季リーグ戦4敗目を喫した浦和は、ここで踏ん張ることができるかどうかが今季の最終成績に大きく影響しそうだ。

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