高倉J初白星ならず… 熊谷の中盤起用など大胆テストも、スウェーデンとの敵地戦で0-3完敗
後半3失点に阪口「反省しっぱなしの試合」
後半に入ると、2012年のロンドン五輪ではアメリカ女子代表を率いて金メダルを獲得したスウェーデンのピア・スンドハーゲ監督は、エースのFWロッタ・シェリンを投入。よりゴール前への圧力を掛けた。
一方、なでしこは最終ラインが踏ん張りゴールを許さずにゲームを進めた。しかし、後半31分に相手エースに決定力を見せつけられた。左サイドからの攻撃で縦パスがシェリンに入ると、トラップからシュートまでのモーションの速さにDF村松智子は対応しきれずにゴールを割られて先制点を与えてしまった。
反撃に出たいなでしこジャパンだったが、攻撃がかみ合わないままカウンターを受け、同41分にはFWフリードリナ・ロルフォにGKと1対1の状況を作られ冷静にシュートを決められて0-2。さらに試合終了間際の後半アディショナルタイム、前掛かりになった日本の裏を突いたスウェーデンFWオリビア・スクーに追加点を許し、0-3となった。阪口は「反省しっぱなしの試合」と振り返った。
実験色を強めた高倉ジャパンは世界強豪相手に初白星を手にできずに苦しんでいる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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