「メンバーは揃った」 浦和ロドリゲス監督、新10番モーベルグの“即ベンチ入り”の可能性も示唆
モーベルグ合流、新加入の松尾も復帰するなど戦力が整い始める
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は3月11日に定例のオンライン会見を行い、13日にアウェーでサガン鳥栖と対戦するJ1リーグ第4節に、スウェーデン代表歴を持つ新加入MFダヴィド・モーベルグがベンチ入りする可能性もあると話した。
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浦和は2月12日の富士フイルムスーパーカップで川崎フロンターレに勝利する公式戦スタートになったが、その後は新型コロナウイルスに5選手が陽性反応を示したほか、サイドハーフから前線を中心に負傷者も出た。その影響もあるなかで、リーグ戦は開幕4試合連続で勝利を逃し、5試合目になった6日の第3節湘南ベルマーレ戦(2-0)でようやく初勝利を手にした。そして、リーグ開幕から初めて水曜日に試合のない落ち着いた1週間を迎えた。
ロドリゲス監督は「連戦の間にプレータイムがばらついたなかで怪我人も戻り、ようやくほぼ全体でトレーニングができた」と今週について話す。メディア公開された9日のトレーニングでは、MF平野佑一とFW木原励、U-21日本代表に合流のGK鈴木彩艶を除く選手たちが汗を流すなかで、チェコの名門スパルタ・プラハから獲得が決まっていながらコロナ禍で入国が遅れていたモーベルグも初合流。ゲーム形式でドリブル突破からアシストするようなキレも見せていた。
その左利きのアタッカーについて指揮官は、「攻撃的な選手でコンビネーションもできる。フェイントも持っているし、得点力もある。右サイドから良いものを見せてくれる」と評価。そのうえで、「彼はメンバーの一員であり練習もしている。次の試合のベンチに入る可能性はある。同時に、来たばかりでありトレーニングをしっかり積むプロセスもある」と、コンディション向上の必要性を指摘しつつも、いきなり鳥栖戦のメンバーに入ることも否定しない言葉を残した。
ほかでも、J2横浜FCから移籍加入のMF松尾佑介も復帰するなど、ロドリゲス監督は「今まで人数が少ないなかで戦った。欠けた選手に同じポジションが多かった。これで練習の質も上がるし、オプションも増える。選手をローテーションしながら疲労もコントロールできるだろう」として、「メンバーは揃った。連勝できるようにやっていきたい」と、逆襲を宣言した。
果たしてスウェーデンからやってきた浦和の新たな「10番」は週末のゲームでベールを脱ぐのか、それとも秘密兵器として翌週以降に控えるのか。多くの選択肢がある中から指揮官が送り出すメンバー構成が注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)