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移籍金ゼロで獲得可能な「無所属ベスト11」 来季から“巨額放映権料”が入るJリーグ勢も積極参戦!?
個性派揃いの中盤、得点力に定評の3トップ
中盤の3枚には、いずれも世界的な名声を得た経験のある選手たちが並んだ。元アーセナルからチェコ代表MFトーマス・ロシツキーと元フランス代表MFマテュー・フラミニの2人が並び、ミランからは昨季後半に本田とポジションを争った元ガーナ代表MFケビン=プリンス・ボアテングが選出されている。
柔らかなタッチとパスで観客を魅了するロシツキーは、欧州選手権(EURO)にチェコ代表として出場したものの、大会中に負傷で戦線を離脱している。そうした意味では、キャリアの大きなピンチにあると言えそうだ。一方で、ボアテングは昨季にシャルケで戦力外になり、ミランの練習に参加した。ほぼ半年間のブランクを経て冬の移籍市場で正式加入したが、その空白期間の大きさをプレーで覆せなかった。また、フラミニは選手としてプレーする傍ら、エネルギービジネスに参入していたことを昨年カミングアウトした。個性派揃いの3人と言えるだろう。
3トップは、クリスタル・パレスを退団したトーゴ代表FWエマヌエル・アデバヨールと、ギリシャのPAOKを退団した元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ、ボカ・ジュニアーズとの契約を解除した元イタリア代表FWパブロ・オスバルドが並んだ。アデバヨールはアーセナル、ベルバトフはマンチェスター・ユナイテッド、オスバルドはユベントスやインテルといった名門クラブでエースとして活躍した実績を持つ。得点力は折り紙付きだけに、もう一花咲かせる姿に期待したいところだ。
ここに名前が挙がった11人は、所属チームを探している状況にある。例えばJリーグのクラブも選手と合意に達することができれば、すぐにでも獲得することが可能だ。英国のパフォーム・グループと、2017年から10年総額2100億円の放映権契約を結んだJリーグも、来季以降に各クラブへの分配金が増え資金力が高まることを見越して、高額年俸のビッグネーム獲得の動きを活発化させるかもしれない。これから始まる新シーズン、フリーの身である彼らはどのチームのユニホームを着ることになるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images