ブラジルW杯の日本は「一体感がなかった」 大久保嘉人が激白、グループ初戦後の“動揺”明かす

14年ブラジルW杯に出場したFW大久保嘉人【写真:Getty Images】
14年ブラジルW杯に出場したFW大久保嘉人【写真:Getty Images】

松井大輔の公式YouTubeチャンネルで、ブラジル大会を回想

 元日本代表FW大久保嘉人氏が、Y.S.C.C.横浜に所属する元日本代表MF松井大輔の公式YouTubeチャンネルへ出演。対談企画でサプライズ招集された2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)を回想し、逆転負けを喫したグループリーグ第1戦・コートジボワール戦後のムードを明かしている。

 大久保氏は、日本代表として2010年の南アフリカW杯、4年後のブラジルW杯と2大会連続で出場し、ブラジル大会のメンバーには、その当時所属していた川崎フロンターレでの好調ぶりを買われてサプライズ選出。未勝利に終わったグループリーグで、全試合に出場している。

 アルベルト・ザッケローニ監督(当時)の下、MF本田圭佑、MF香川真司らを擁した日本に対する期待は高かったが、グループリーグ初戦のコートジボワール戦でまさかの逆転負け。前半16分に本田のゴールで先制も、後半19分からの3分間で2失点。大久保氏は同22分から途中出場したが、チームは逆転できずにそのまま1-2で敗れた。

 対談企画で、松井は「真司(香川)と圭佑(本田)がいたらすごいいけるんじゃないか。でも、嘉人が入った瞬間にバラバラになるんだろうと思っていた」と本音を明かすと、その当時のチームについて大久保氏は「一体感があまりなかった」と回想。さらに「1戦目負けたことで皆ピリピリしてた。負けたことによって、このやり方でいいのか。今までずっと代表に入ってた選手たちは選手たちはそういう風になっていた」と、動揺ぶりを振り返った。

 ザックジャパンは、第2戦のギリシャ(0-0)、第3戦のコロンビア(1-4)でともに勝利を奪えず、無念のグループ敗退に。期待に反する結果に終わったチームの内情を、当時メンバーの1人だった大久保氏は、包み隠さずに明かしていた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング