アーセナルの補強候補に韓国代表CB浮上 「スカウト派遣」と英注目、冨安と共闘の可能性
最終ライン強化へトルコの強豪フェネルバフチェに所属するDFキム・ミンジェに興味
イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルを巡り、地元メディア「フットボール・ロンドン」が今夏の移籍市場に向けた動向をレポートしている。その中では、日本代表DF冨安健洋とポジションを争う選手についての話題や、韓国代表センターバック獲得の可能性がレポートされている。
冨安は今シーズンが開幕した直後、8月31日の移籍市場最終日にイタリア・セリエAのボローニャからアーセナルへ移籍。それに合わせてクラブは右サイドバックのスペイン代表DFエクトル・ベジェリンをベティスへ1年間の期限付き移籍で放出した。
そして冨安は開幕から活躍を続け、右サイドバックのレギュラーポジションを獲得した。一方で控え選手の脆弱性によりこのポジションの層の薄さが指摘されるなか、記事では「ミケル・アルテタ監督は長期的に冨安とポジション争いのできる選手を求めている」とレポートした。
しかし、冨安が負傷している間にポルトガル代表DFセドリック・ソアレスが復調し「彼の好調さはスペイン人監督の考えを変えるかもしれない」として、他のポジションに補強の優先順位が移る可能性を報じている。
そうしたなかで、トルコの強豪フェネルバフチェの試合にアーセナルがスカウトを派遣したとして、その目当てが25歳の韓国代表DFキム・ミンジェだとしている。全北現代や北京国安(中国)でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場していたキム・ミンジェは、今シーズンの開幕に合わせて夏の移籍市場でトルコの強豪へと渡っていた。
レポートでは「身長185センチのキムは、プレミアリーグで成功するために必要な高さと強さを備えており、フルバックとして活躍した冨安に見られるようなフィジカル面での特性が保証されるだろう」と報じ、「ソン・フンミン再来の青写真を描く」として同リーグのトッテナムで地位を確立した韓国人FWになぞらえてレポートした。場合によってはイングランドの名門で冨安とキム・ミンジェの東アジア人が最終ラインに並ぶ場面も想定される。
来季に向けて冨安は今季と同様に右サイドバックとしてソアレスとのポジション争いになるのか、あるいはセンターバックでの出場も視野に入るのか。韓国人DFの補強動向も合わせ、アーセナルは補強戦略を練っている模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)