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「クラブが決めてもいい」 J副理事長、460万円スタートの契約制度に問題指摘「お金が回らない」
「JリーグTV」で契約制度についてズバリ言及
Jリーグ公式YouTubeチャンネルは、Jリーグ副理事長の原博実がお届けするJリーグをもっと好きになる情報番組「JリーグTV」を公開。さまざまなテーマの中で、契約制度にもズバリと切り込んでいる。
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AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のシーズン移行決定とJリーグの話に続き、原理事は、「やっぱり契約制度だろうな、見直さないといけないのは」と切り出した。
Jリーグの契約は、年俸上限480万円のC契約からスタート。J1は出場450分、J2は900分、J3・JFLは1350分をクリアした場合、A契約締結の権利を得ることができる。B契約も年俸上限はC契約と同じ480万円でA契約を結べなかった選手が該当。A契約は年俸上限がない一方で、登録人数制限は1チーム原則25人まで。最低でもJ1のチームは15人、J2のチームは5人以上とA契約を結ぶことが条件とされている。また、Jリーグのプロ契約は最長5年間。18歳未満の選手は最長3年間となる。
原氏は、どんなに優秀な選手でも、安価なC契約からスタートする弊害をこのように指摘する。
「ABC契約で最初は最高でも460万円。やっぱり競争なしで安く取れるってのがある。例えば松木玖生みたいなすぐに試合に出るような選手は、その値段で取っていいんでしたっけって。海外だったら、シーズンなんか合わせたらすぐ持っていかれちゃう。例えば、上限は決めておく。昔みたいに青天井になっちゃうと、クラブが潰れちゃったみたいになるけど、ライセンス基準も厳しくしてきたし、財務基準もしっかりしているから、1000万か3000万までクラブが決めてもいい。そこはクラブに任せて、ある程度払う選手には払う。ちゃんと最初のお金が高ければ、移籍金もちゃんとかかってもらえるようになるけど、最初が低いからお金が回らない。そこが一番の難しさ」
原氏は、Jクラブアカデミーよりも高体連に選手が行く傾向がある理由についても触れており、興味深い内容となっている。