インテルFWが2度の足裏タックルで退場 敵将クロップが苦言「情熱は素晴らしいが、なんの役にも立たない」

インテルのチリ代表FWアレクシス・サンチェス【写真:AP】
インテルのチリ代表FWアレクシス・サンチェス【写真:AP】

サンチェスはチアゴ、ファビーニョへの足裏タックルによりイエロー2枚で退場

 イングランド1部リバプールは、現地時間3月8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第2戦でインテルと対戦。0-1で敗れたが、第1戦でのアドバンテージを生かし、2戦合計スコア2-1でベスト8進出を決めた。

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 第1戦はリバプールが2-0で勝利しており、インテルこの2点差をひっくり返す必要があった。すると後半16分、敵陣内でボールを奪って素早く攻撃に転じると、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスがエリア外から鮮やかなミドルシュートを叩き込んだ。

 しかし、そのわずか2分後、チリ代表FWアレクシス・サンチェスがMFファビーニョに対する足の裏を見せたタックルを行い、この試合2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利を背負ったインテルは追加点を奪えず、合計スコア1-2であえなく敗退となった。

 サンチェスは前半アディショナルタイム4分にも、MFチアゴ・アルカンタラに対して足裏を見せたアフタータックルで警告を受けていた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督はサンチェスの退場シーンについて、「もしボールを奪うことができたとしても、それで相手を危険にさらすのであればそれはボールを奪っていないのと同じだ。もしファビーニョが同じように足を出していたら、どちらの選手も怪我をしていただろう」と指摘。サンチェはこぼれ球を拾おうとして足を伸ばし、先にボールに触れたが、そのままの勢いでファビーニョの足首にスパイクを突き刺すような格好となった。

 また、クロップ監督はサンチェスは前半のプレーで退場していてもおかしくはなかったと語った。

「彼が前半のうちに退場しなかったのはラッキーだった。情熱は素晴らしいことだ。だが、それがこのようなことにつながるのなら、それはなんの役にも立たない」

 結果的にインテルの反撃ムードに水を差す形となったサンチェスの退場。この大一番の行方を分けるターニングポイントとなったと言えるだろう。

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