本田がブラジル戦大敗のうっ憤を晴らすセリエA2得点! 「前回の反省を生かせた」
セリエAで主役級の活躍を続けている本田
「ボールはよかったですけど、いつも結構フリーでもらっても、考え過ぎた。ジャマイカ戦もそうだったんですけど、外すことがよくあるんです。今日は空いてるところに素直に蹴ったというところで、考え過ぎずに、前回の反省を生かせたかなと思います」
10日の日本代表ジャマイカ戦ではシュツットガルトDF酒井高徳のパスにGKと1対1となったが、迷った末にループシュートを選び、ゴールバーの上に外して頭を抱えた。この反省を生かした2発だった。
4-3-3の右ウイングで今季開幕から7試合連続での先発だったが、ピッチ上ではポジションチェンジや中央のスペースに進出するなどプレーエリアはいつも以上に広かった。
「いや、特に意識していません。基本的には、前線のトーレスに合わせるのが、チームのコンセプト。そこを切られていたので、サイドに展開するっていう形になりました」
1トップのFWフェルナンド・トーレスが相手守備陣にケアされていたからこそ、本田はボールサイドと逆のエリアで、フリーでボールを受けることができた。相手の戦術の裏をかいた2得点だった。開幕7試合で6得点2アシストと結果を残し続ける本田はセリエAで存在感を増し、まさに今、主役の1人となろうとしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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