セルティック前田のゴール直前“疑惑ジャッジ”に英物議 元審判員が誤審指摘「妥当な判断を下すには十分な距離」
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リビングストン戦の先制点シーン直前、セルティック側へのCK判定が議論
スコットランド1部セルティックは、3月6日のリーグ第30節リビングストン戦で3-1と勝利したなか、日本代表FW前田大然が決めたゴール直前のコーナーキック(CK)判定が物議に。現地メディアは、元プレミアリーグ審判員による見解を報じ、「ゴールキックを与えるべきだった」と主張している。
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リビングストンとのアウェー戦に臨んだセルティックは前半17分、MFジョタが蹴った右CKにニアサイドで味方が反応。ボールはファーサイドへと流れ、GKが弾いたボールを前田が押し込み先制すると、後半にも2点を加点し勝ち点3を積み上げた。
そんななか、前田の先制ゴールシーン直前の判定が、現地で物議となっている。右サイドのペナルティーエリア内ゴールライン際で、セルティックDFアンソニー・ラルストンとリビングストンMFジェイソン・ホルトが競り合うと、最終的にボールはラインを割る。この時、ラルストンに当たって外へ出たように見えたが、主審はセルティック側へのCKと判定していた。
このセットプレーからセルティックに先制点がもたらされた直前のジャッジに対し、かつてプレミアリーグで笛を吹き、10年にわたってFIFA(国際サッカー連盟)国際審判員リストに入っていたキース・ハケット氏が、英メディア「フットボール・インサイダー」の独占インタビューで見解を述べている。
「ハケットが審判を非難、物議を醸した前田の映像が分析される」と見出しが打たれた記事の中で、ハケット氏は「ボールを出したのはセルティックの選手だ。これはコーナーキックではない。それはレフェリーの判断ではなく、アシスタントの判断。アシスタントが妥当な判断を下すには十分な距離だと思う」と主張。リビングストン側へゴールキックが与えられるべきだったとしている。
試合はセルティックの快勝となったが、不可解なジャッジに対する議論は依然として熱を帯びているようだ。