リバプール専門メディア、チェルシーの“優勝バッジ”巡りリーグの対応差を指摘「不公平に見える」
チェルシーがFIFAクラブW杯優勝バッジを付けて戦うことが認められたことに反応
イングランド1部チェルシーは、今年2月に開催されたクラブ・ワールドカップ(W杯)を制して、初めて世界王者になった。プレミアリーグのクラブとしては、2019年に優勝したリバプール以来、2年ぶりの優勝となったが、リーグからの対応差にリバプール専門メディア「Empire of the Kop」が触れている。
クラブW杯を優勝したクラブは、その後の1年間で胸に優勝バッジを付けることができる。しかし、19年にクラブW杯優勝を成し遂げたリバプールは、プレミアリーグからバッジを付けることが1試合しか認められなかった。
また、08年にイングランドのクラブとして、初めてクラブW杯を制したマンチェスター・ユナイテッドも、クラブW杯優勝のバッジを付けてプレミアリーグを戦うことはできなかった。
その一方で、近年、クラブW杯を優勝したバイエルン、レアル・マドリード、FCバルセロナなどは、自国のリーグ戦でも世界王者の証であるバッジを付けて戦っている。
英紙「ザ・サン」によると、プレミアリーグはシーズン途中でのユニフォーム変更を認めないルールのため、新たなバッジを付けてシーズンを戦うことを認めなかったという。しかし、今シーズンからはそのルールを緩和し、プレミアリーグでもシーズン終了まで金色のバッジを付けることを認めることになったようだ。
実際に、2月19日に行われた第26節クリスタル・パレス戦(1-0)のアウェーユニフォームに続き、第28節のバーンリー戦(4-0)のホームユニフォームにも金色のバッジが胸の中央に付けられていた。
これに「Empire of the Kop」が反応。「これはとても不公平に見える。どうしてスタンスが変わったのだろうか?」と指摘し、「どんな理由であっても、私たちができることは再びタイトルを勝ち取り、受けるべき祝福を受けるだけだ」と、リバプールの2度目のクラブW杯優勝に期待を寄せた。