Jリーグのスポーツマンシップを海外称賛 「グリーンカードを」「ほんとに人格者」と反響拡大

G大阪戦で同点ゴールを決めたFWレアンドロ・ダミアン【写真:Getty Images】
G大阪戦で同点ゴールを決めたFWレアンドロ・ダミアン【写真:Getty Images】

川崎FWレアンドロ・ダミアンがゴール直後に見せた行為に海外注目

 川崎フロンターレは3月6日のJ1リーグ第3節ガンバ大阪戦で2-2と引き分けた。元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンの劇的同点弾が「奇妙なゴール」と脚光を浴びた一方、「ライバルを慰めた」とL・ダミアンの対応に海外メディアから称賛の声が上がっている。

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 試合は前半34分、MF山本悠樹の一撃でG大阪に先制を許すも、後半30分に川崎FW宮城天が同点ゴール。しかし直後の同32分、G大阪MF小野瀬康介に勝ち越しゴールを奪われ、川崎が1-2と劣勢で後半アディショナルタイムを迎えた。

 ここで思わぬプレーが生まれる。G大阪GK石川慧が手にしたボールを手前に転がし、次のプレーに移ろうとした瞬間、GKの背後に隠れるように立っていた川崎FW小林悠がボールを奪取し、そのパスを受けたL・ダミアンが無人のゴールに流し込んだ。土壇場の一撃で川崎が追い付き、2-2と引き分けている。

 セルビアメディア「Sportske.net」は終盤のゴールについて「奇妙なゴール」「信じられないミス」と報道。一方、ポルトガルメディア「metropoles」は「ブラジル人は後半の同点ゴールを決めて祝うために走り出したが、すぐにライバルのゴールキーパーを慰めに行った」と伝え、膝から崩れ落ちて失意に沈むGK石川の元にL・ダミアンが駆け寄り、慰めるようにして抱え上げる行為を称えた。

 ファンからも「感動した」「ダミアンの人間性が素晴らしい」「ほんとに人格者」「ダミアンにグリーンカードを」(グリーンカードはU-12年代以下で教育的側面からフェアプレーやマナーなどを称えるために主審が提示するカード)などの声が上がっており、そのスポーツマンシップに反響が広がっている。

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