元英代表DFが見たリバプール南野の“現状”とは? 「将来について考えるはずだ」
日韓W杯出場のダニー・ミルズ氏が南野ついて言及
イングランド1部リバプールの日本代表FW南野拓実は今季公式戦22試合で9得点1アシストをマークしているなか、プレミアリーグではベンチスタートの状況が続いている。2002年の日韓ワールドカップ(W杯)にイングランド代表DFとして出場した解説者のダニー・ミルズ氏は、南野が現状に満足しておらず移籍を考える可能性があると感じているようだ。英メディア「フットボール・インサイダー」が報じた。
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南野は20年1月にレッドブル・ザルツブルクからリバプールに加入し、在籍3年目を迎えた。今季はカップ戦での活躍が目立っており、優勝したリーグカップは3回戦から準決勝までの5試合で4得点1アシスト、FAカップでは3試合で3得点をマーク。着実にアピールを続けている。
一方、プレミアリーグでは10試合で2得点を決めているが、スタメン出場は1度もなく、そのほとんどが15分以下のプレー時間となっている。カップ戦で勝利に貢献する南野をユルゲン・クロップ監督も「今とてもいい状態」と高く評価しているが、今冬に加入したコロンビア代表FWルイス・ディアスが活躍していることもあり、攻撃陣の中での序列は決して高くないのが現実だ。
元イングランド代表のミルズ氏は「フットボール・インサイダー」のコナー・ホイットリー記者に対し、南野のクラブでの立ち位置についての見解を述べている。
「(南野は)リバプールではまだ上手くいっていない。彼はまだそのレベルには達していない。レギュラーとしての十分な機会は与えられていない。彼はがっかりしていることだろう。スカッドの一員だが、もっと試合に出たいと思うだろう。もっとプレーしたいはずだし、それができなければ将来について考えるはずだ」
南野はリバプールと24年までの契約を残している。今冬にはリーズ・ユナイテッドへの移籍の噂も過熱したが、本人は残留を望み、リバプールでのポジション争いを選んでいた。
(FOOTBALL ZONE編集部)